"lose one's touch" 「腕前が落ちる」

friends_s10d3e2
FRIENDS ? シーズン10ディスク3エピソード2
– “The One with the Late Thanksgiving”より

この回の主なプロット:

  • 感謝祭のディナー
  • エマを赤ん坊コンテストに参加させるフィービーとレイチェル

Phrase 1: “lose one’s touch”

「腕前が落ちる」(0分56秒)

(Phoebe) I think it’s great you’re giving yourself a break.
(Monica) Thank you, Pheebs.
(Phoebe) Sure. It’s just as well.
I mean, last year wasn’t very good.
I think she’s losing her touch.
(Monica) What!? You’re way off, lady.
(Phoebe) Am I? Really? Am I?
Well, why don’t you cook Thanksgiving dinner and prove me wrong?

(フィービー)「休みを取るのはいいことだと思うわ。」
(モニカ)「ありがとう、フィービー。」
(フィービー)「とんでもない。それにね。
つまり、去年はあまり良くなかったからね。
料理の腕が落ちてきたのかもしれないわね。」
(モニカ)「何ですって!?バカ言ってんじゃないわよ、この女!」
(フィービー)「私に言ってんの?マジで?私が間違ってるとでも?
いいわ、それじゃ感謝祭のディナーを作って証明してみなさいよ?」

“lose one’s touch”「腕前が落ちる」という意味です。
“touch”自体に「芸術的技巧」という意味がありますので、”lose”を前に付けて「技術を失う」という意味で用います。

“way off”というフレーズも出てきますが、こちらは「的外れ」という意味になります。
元は”way off mark / base”ですが、省略してこのようになっています。

このシーンでは、フィービーがモニカをうまく挑発して、例年通り感謝祭のディナーをモニカに約束させることに成功しています。

Phrase 2:”Dr. Phil”

「フィル博士(悩み相談のTV番組)」(1分30秒)

(Chandler) Don’t let yourself get manipulated this way.
(Monica) Stay out of this, Chandler. This is between me and me.
(Chandler) We are supposed to make these decisions together.
Did you not watch the “Dr. Phil” I taped for you?

(チャンドラー)「誰かにこんな風に操られちゃダメだ。」
(モニカ)「ほっといて、チャンドラー。これは私と私の問題よ!」
(チャンドラー)「こういった重大な事は二人で決めることになってただろ?
君のために録画しておいた『フィル博士』、見てないのか?」

ドラマでは、その言葉の意味するところを知らないと、シーンの流れや意味を理解できない固有名詞がたまに出てきます。

“Dr. Phil”(フィル博士)もその一つです。

“Dr. Phil”は、CBSテレビで放映されている(2014年8月現在)、視聴者参加型の悩み相談のTV番組です。
フィル博士は精神科医で、視聴者の悩みにアドバイスを与えます。
drphil_300
相談の内容は日常生活にかかわるものが多く、ダイエット、家計問題、子供のしつけ、結婚問題などがあります。

チャンドラーが録画した回は何の相談の回だったのでしょう?
夫婦間のトラブルでしょうか。それとも自己管理できない人へのアドバイスの回でしょうか。

ちなみに、この回の後の方で、
“Cabbage Pach Kids”
という固有名詞も出てきます。

これは、赤ん坊の大きさの人形(ぬいぐるみ?)で、服の着せ替えができるようになっているものです。
Cabbage-Patch-Kids
トイザらスがライセンスを持って販売しており、クリスマスのプレゼントとして人気だったようです。
外箱にキャベツのイラストが印刷されていますが、なぜ「キャベツ」なのかは謎です。

エマの赤ん坊コンテスト用の服としてウェスタン風の衣装が必要だったため、この人形の着ていた服を使った、というわけです。

Phrase 3: “in your face”

「覚悟しろ」(3分12秒)

(Monica) OK, I’ll see you guys at 4.
(Rachel) Can’t wait.
(Monica) This dinner is gonna be so great.
In your face, last-year-me!

(モニカ)「それじゃ、4時にね。」
(レイチェル)「楽しみだわ。」
(モニカ)「今年の感謝祭のディナーは最高よ。
覚悟しな!去年の私!」

“in your face”は、「覚悟しな」「吠え面かくなよ」というような意味です。

スポーツの試合で相手に対する挑発として使われたのが始まりのようです。

“I’m in your face but you can’t do anything.”
(ほら、俺は目の前にいるぞ、でも何もできないだろ?)
を省略したものとして考えると、理解が進むかもしれません。

しかし、モニカはフィービーにいいように操られていますね。

参考

Phrase 2
Dr. Phil.com – Shows This Week