“I can’t take all the credits.” 「全部が私の手柄と言うわけではない」

CHUCK – シーズン2ディスク11エピソード2 – “Chuck Versus the Ring”より

この回の主なプロット:

  • エリーの結婚式
  • ブライス再登場
  • インターセクト2.0

Phrase 1: “shove it”

「くたばれ」「くそったれ」1分45秒

(Chuck) I quit. No more Buy More. No more you.
You can take your flag and your job and shove it.
(Casey) (Knock-knock) Ditto.

(チャック)「俺は辞めます。バイモアとはサヨナラです。あなたともね。
店の旗と仕事と仲良く、あの世へ行ってください。」
(ケイシー)「(ドアをノックして)同じく。」

“shove it”は”shove it up your ass”の略で、
「くたばれ」「くそったれ」のように悪態をつくときに使うフレーズです。

インターセクトが頭から取れて、自分のやりたいことに踏み出せるようになったチャック。
手始めにバイモアを辞めようと、エメットに退職の意思を告げに来たチャックですが、エメットは何を血迷ったか、チャックが自分に愛の告白をしにきたと勘違いします。

その態度がチャックの神経を逆なでしたのか、チャックもいつになく辛辣な言い方で退職の挨拶をします。

後ろでケイシーが”Ditto.”(同じく)と言うのがなんとなく微笑ましいです。
ケイシーがチャックに少しは心を開いてきている兆候でしょうか。
この前の回で、リハーサルディナーにケイシーをチャックが「友達として」招待したのが効いているのかもしれません。

Phrase 2: “shotgun wedding”

「できちゃった婚」(18分03秒)

(Chuck) Oh, God. Someone, just shoot me now.
(Ted) I can help you with that, Chuck.
A real shotgun wedding.
Just think, that terrible pun is the thing you’ll ever hear.

(チャック)「なんてこった。だれか今すぐ俺を死なせてくれ。」
(テッド)「いいぞ、私がやってやろう、チャック。
これこそ、本当の『やっちゃった婚』だな。
いいじゃないか、このひどいダジャレがお前がこの世で聞く最後の言葉だ。」

“shotgun wedding”は、
結婚前に娘を妊娠させられた親が、相手の男にショットガンを突きつけて結婚を迫った、という逸話に由来して、
「できちゃった婚」という意味です。

テッドは敵の親玉なんですが、何とも憎めないキャラクターです。
この前の回で、子供の遊具(バネのついたオットセイ?)を操作して基地の中に逃げようとして、ミサイルに撃たれるシーンも含めて、クスっと来る芝居や演出が憎いです。

Phrase 3: “I can’t take all the credits.”

「全部が私の手柄と言うわけではない」(29分07秒)

(Sarah) I don’t know how you did all this.
(Chuck) Well, I can’t exactly take all the credits.
(Sarah) Well, first the beach and now this.
I don’t know.
You’re pretty amazing, little brother.
Sometimes I think you have superpowers.

(エリー)「どうやったらこんな事ぜんぶできるのか、想像もつかないわ。」
(チャック)「そうだね、正確には全部が俺の手柄というわけじゃないんだけどね。」
(エリー)「ふーん。ビーチでの結婚式に、このパーティー。
分からないわ。
あんたってホントにすごいわ、わが弟ながら。
ときどき、あんたって超能力でも持ってるんじゃないかって思うの。」

“credit”は、映画の最後に流れる、出演者やスタッフの名前がずらずらと並ぶ「エンドロール」の別名です。

一つの映画がただ一人の人間の手で出来上がるわけではないのと同様に、チャックが指揮を執った「やり直し結婚式」もサラやケイシーを始め多くの協力者がいたから行うことができたわけです。
それでチャックは謙遜して、
全部が俺の手柄というわけじゃないよ。」
と言っています。

インターセクトが頭の中に入っていないという意味では、このドラマの最初の頃にチャックは戻ったわけです。
それでも、謙遜しながらも揺るぎない自信も感じられ、チャックの成長が感じられます。
自信過剰で他人の手柄を独り占めするイメージのあるアメリカ人(?)とは全く違う、チャックの人間性がよく出ているシーンです。