"no time for frivolity." 「冗談を言っている場合じゃない」

chuck_s3d9e1
CHUCK – シーズン3ディスク9エピソード1
– “Chuck Versus the Subway”より

この回の主なプロット:

  • 【ミッション】特になし
  • ショウが復活する
  • ケイシー、アレックスに父親だと打ち明ける


Phrase 1: “no time for frivolity”

「冗談を言っている場合じゃない」(3分23秒)

(Devon) Don’t BS me. If something is up with Ellie, I wanna know about it.
(Morgan) Oh, boy. She’s having an affair. She’s cheating on you, bro.
(Devon) What? That’s impossible.
(Morgan) Casey intercepted an illicit phone messages and he played it for me.
(Devon) Ellie would never…
(Morgan) Devon.
(Devon) Whoa. You just called me Devon.
(Morgan) Well, this is no time for frivolity.

(デヴォン)「でまかせを言うな。エリーに何かあるなら、知っておかないと。」
(モーガン)「なんてこった。彼女は浮気してるんだ。」
(デヴォン)「何だって?そんなのありっこない。」
(モーガン)「ケイシーが電話を盗聴して、俺に聴かせてくれたんだ。」
(デヴォン)「エリーは絶対に・・・。」
(モーガン)「デヴォン、信じろ。」
(デヴォン)「おいおい。初めて『デヴォン』って呼んだな。」
(モーガン)「そうだ、冗談を言っている場合じゃないんだ。」

“This is no time for frivolity.”は、「冗談を言っている場合じゃない」という意味です。

ちなみに、”frivolity”は、「冗談」「おふざけ」の事です。

その前に出てくる”BS”は”bull shit”(「ハッタリ」「出まかせ」)の略です。

Phrase 2:”be numbered”

「終わりが近い」(4分50秒)

(Casey) How’d that criminal psych final of yous go?
(Alex) Good. Piece of cake. I’m set to graduate next week.
(Casey) It’s like your days of slinging pie are numbered.

(ケイシー)「犯罪心理の卒論はどう?」
(アレックス)「順調よ。楽勝。来週には卒業するわ。」
(ケイシー)「この仕事も終わりが近いってわけだ。」

“be numbered”は、「終わりが近い」という意味です。

直訳では「パイを投げる回数が決定された」となり、アレックスの卒業までのあと数日間で仕事が終わる、という事を言っています。

父親だと打ち明けられなくても、アレックスと話をしたいという、ケイシーの親心が見える微笑ましいシーンです。

Phrase 3: “suffice to say”

「あえて言うなら」(25分40秒)

(Morgan) Here. It’s valerian root tea and it’ll give your brain a lovely soothing bath.
(Ellie) I don’t want a soothing brain bath, Morgan. I want answers.
(Morgan) Startling revelation. Yeah. I know. Well, Chuck has been with the company for quite a while now.
Suffice to say, all is in hand, so…
(Ellie) No, Morgan. All is not in hand.

(モーガン)さあ、吉草根のお茶を飲みなさい。頭の鎮静化作用があるよ。
(エリー)頭を鎮静化する必要なんてないの、モーガン。私は答えが知りたいの。
(モーガン)驚くべき事実だよな。分かってる。チャックは長い間CIAで働いていたんだ。
あえて言うなら、すべて順調だ。だから・・・。
(エリー)だめよ、モーガン。何も順調じゃないわ。

“suffice to say”は、「あえて言うなら」という意味です。

“valerian”は字幕では「吉草」となっていましたが、「セイヨウカノコソウ」とも言うようです。

“all is in hand”は”全て順調”という意味です。

モーガンはエリーの質問に答えているようで、何も答えていません。
まるで禅問答のようです。