英検1級の英作文で高得点を取るための4つのポイント

この記事では、英検1級の一次試験の英作文(essay)で注意すべき点をお伝えします。

※出展:英検1級過去6回全問題集2012年度版(旺文社)

英検1級の英作文には次のような特徴があります。

  1. 200語程度の文量が必要。
  2. 導入部(introduction)と結論(conclusion)を含む、最低でも3つの段落が必要。
  3. 提示された論点(points)のうち、最低3つは文章に含めること。
  4. 自分の主張を伝えること。

以下、過去問から例文を取り上げます。

Is too much emphasis put on work in modern society?

(現代では、生活における仕事の比重は大きすぎるか?)

POINTS:

  • Business culture
  • Family relations
  • Global competition
  • Health
  • Materialism
  • Temporary employment

回答例

Work is an integral part of modern society. The problem is that the emphasis on work has become so great that people’s lives are being adversely affected.
(27 words)

One key factor is global competition, which forces companies to emphasize productivity and efficiency above all else. As a result, they push their employees to work more hours with fewer vacations, and they pay less attention to their employees’ individual needs.
(41 words)

Working in such a business culture means employees must constantly perform well or face dismissal. Such pressure puts a huge strain on the health of workers, many of whom suffer from sleep deprivation or even fall seriously ill. In such cases, workers are often forced to take time off. The irony for companies is that this costs them money in lost production.
(62 words)

A final factor is the role of materialism. We are constantly bombarded with the message that increasing our possessions is the only road to happiness. To accomplish this, we have to work. The pressure to conform is strong, and people who reject this message by prioritizing their family relationship or leading a “slow life” are often frowned upon.
(58 words)

Perhaps it is time for us all to take a step back and reconsider the role work plays in our lives.
(21 words)

現代社会においては、仕事は欠かすことのできないものである。仕事の比重が増えすぎることによる弊害は、人々の生活に悪い影響を与えてしまうことである。

主要な要因の一つはグローバルな競争である。グローバル競争においては、企業は何よりも生産性や効率性を重視する。結果、従業員の労働時間は増え、休暇日数は減ることとなる。従業員個人の要求への配慮は少なくなる。

このような企業文化の下で働くにあたっては、従業員は常に高い成果を出すように求められる。さもなければ解雇が待っている。仕事上のプレッシャーは従業員の極度の過労につながり、多くの従業員は睡眠不足や重病で苦しむこととなる。健康状態を害した従業員は休職することとなる。従業員の給食によって、皮肉にも企業は生産量の減少という損失を招く。

生活における仕事の比重が増えていることの最大の要因は、物質主義である。幸福になるための唯一の方法は所有物を増やすことだ、というメッセージの集中砲火に私たちはいつもさらされている。幸福を実現するためには、働くしかない。同調圧力は強力である。物質主義を拒絶して、家族を重視したり、「スローライフ」を送ったりする人々は、周囲から変人として扱われる。

もしかしたら、私たちは一歩下がって人生における仕事の役割を見直すべき時なのかもしれない。

(合計209ワード)

この回答例は以下の条件を満たしています。

  • 文量は209語(プラスマイナス5%程度は許容範囲)。
  • 導入部(=結論)、根拠×3段落、提言という5つの段落で構成されている。
  • Business culture、Family relations、Global competition、Health、Materialismと、6つの論点のうち5つに触れている。
  • 「現代社会では仕事が強調され過ぎていて、弊害がある」「仕事の役割を見直すべき」と、主張を伝えている。