"have the time of one's life" 「とても楽しい時間を過ごす」

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FRIENDS – シーズン10ディスク5エピソード3
– “The One Where Estelle Dies”より

この回の主なプロット:

  • ロスが、レイチェルのクビを取り消させようと暗躍する
  • ジョーイのエージェント、エステル死去
  • チャンドラーとモニカの新居の隣人候補としてジャニスが登場

Phrase 1: “have the time of one’s life”

「とても素晴らしい時間を過ごす」(7分03秒)

(Ross) I’m a paleontologist. You’ll be there with us, and the touching refers only to bones — fossils!
(Zelner) You could really arrange that?
(Ross) You let Rachel come back and it’s done.
(Zelner) I guess having Rachel back wouldn’t be the worst thing in the world.
(Ross) Yes! Thank you! This is great! Thank you so much.
I swear, your kid is gonna have the time of his life.

(ロス)「私は考古学者でして、あなたも一緒に(博物館)へ来てください。さっき『触ってもいい』と言ったのは、骨・・・じゃなくて化石の事です。」
(ゼルナー)「本当にそんな事ができるんですか?」
(ロス)「あなたが、レイチェルを仕事に戻してくれるなら、取引成立です。」
(ゼルナー)「レイチェルを復帰させたからって、世界が終わるわけじゃないしね。」
(ロス)「やった!ありがとう!素晴らしい!どうもありがとう。
誓って、あなたのお子さんは最高の時間を過ごせますよ。」

“have the time of one’s life”「とても素晴らしい時間を過ごす」、「人生で最高の時間を過ごす」という意味です。

レイチェルの元上司のゼルナーさんと、なぜロスが仲良くなれたのか、普通に考えると不思議です。
アパレル業界のエリート社員と、オタクっぽい考古学者。
共通点が全くありません。

しかし、ゼルナーさんの子供は恐竜好きという事で、全てがすっきり納得できます。

また、子供が関わると人は理性的な判断ができなくなる、という事もよく分かります。

Phrase 2:”drop the ball”

「へまをする」(8分27秒)

(Phoebe) Joey, it’s Estelle.
(Joey) I was just gonna call you. That’s weird.
(Phoebe) It’s a little coincidental, but believable.
Listen, I’m sure you’re wondering why I didn’t get you an audition for that TV movie.
(Joey) Yeah, actually I am.
(Phoebe) I guess I dropped the ball there. Woop-shee!

(フィービー)「ジョーイ、エステルだよ。」
(ジョーイ)「ちょうど電話しようと思ってたんだ、変だな。」
(フィービー)「偶然だね、でもあり得る話だ。
聴きな、あのテレビ映画のオーディションにあんたをセッティングしなかったことについて、疑問を持っているだろう。」
(ジョーイ)「そうだよ、その通りだ。」
(フィービー)「たぶん、あたしはしくじったんだ。マイッタ!」

“drop the ball”「失敗する」「へまをする」という意味です。

「オレオレ詐欺」みたいな場面ですが、まんまとジョーイは騙されています。

この後の、エステルが死んだとジョーイが分かってから、フィービーがエステルの振りをして電話をしてくるシーンは、ジョーイでなくても怖がってしまいそうです。

Phrase 3: “You blow me away.”

「君には本当に驚かされる」「感動した」(12分03秒)

(Pheobe) You wait for her to call you.
(Joey) Why?
(Pheobe) Because patience is the road to understanding.
Which is the key to a happy heart.
(Joey) You blow me away.

(フィービー)「エステルから電話が来るのを待った方がいいわ。」
(ジョーイ)「なんで?」
(フィービー)「それは、辛抱は理解への道、だからよ。
そして、満ち足りた心への鍵でもあるわ。」
(ジョーイ)「君には本当に驚かされるよ。」

“blow away”「びっくりさせる」「ものすごい感動させる」という意味です。

ジョーイにエステルへ電話させないための、フィービーの「ニセことわざ」ですが、ジョーイを感動させるには充分だったようです。

その前にフィービーが言った「ニセことわざその1」も掲載しておきます。
“A promise between friends means never having to give a reason.”
(友達の間の約束は理由を必要としない)