“might as well have” 「~したも同然」

glee シーズン1 ディスク1 エピソード3
– “Acafellas”より

この回の主なプロット:

  • 生徒たちがダコタ・スタンリーをグリークラブの振付師として雇う
  • ウィルがアカフェラスを結成
  • メルセデスがカートに好意を抱く

Phrase 1: “hot wood”

「木材(燃料)」(4分27秒)

(Sandy) I told Figgins that you are going to have a school full of nancies unless you get some hot wood in those teenagers’ hands.

(サンディ)「校長に言ったの。高校で工作の授業がなくちゃ軟弱な生徒が増えるって」

“hotwood”というブランドの薪がアメリカ西部では売られており、そのことを示しているのではないかと思われます。
“get some hot wood in those hands”で「彼らの手に木材(燃料)を持たせる」、転じて「工作の授業を受けさせる」と言う意味です。

ちなみに”nancy”は女々しい男の事です。

Phrase 2: “might as well have”

「~したも同然」(23分12秒)

(Will) I didn’t quit Glee.
(Finn) Well, you might as well have.
It’s nutty in there.
I try and talk sense into Rachel, but she’s gone all chick batty.

(ウィル)「僕は辞めてない」
(フィン)「辞めたも同然でしょ
皆、どうかしてる。
レイチェルは僕にカリカリしてる。」

“might as well have”は「~したも同然」と訳せます。

上でのフィンの発言は、
“You(It) might look as well as you have quit.”
を簡略化したものと考えられます。

ウィルがニューディレクションズの練習に全く顔を出さなくなったので、皮肉としてフィンは言っているわけですね。

その後も参考になるフレーズが続きます。
“It’s nutty in there.”「みんなカリカリしている」
“go nuts”というフレーズで「おかしくなる」「気が狂う」という意味がありますが、
“nutty”は”nuts”をよりくだけた表現にした単語です。

“talk sense into”は「説得する」
“she’s gone all chick batty”は「彼女はものすごく機嫌が悪くなっている」
と訳せますので、フィンの最後の文は、
「レイチェルを説得しようとしたんだけど、信じられないくらい機嫌が悪いんだ。」
と訳せます。

“batty”は”nuts”, “nutty”と同じような意味ですが、”chick”という言葉はこの前にフィンがレイチェルと話している時にも出てきます。
ここでは”batty”を強調する単語として使われています。

Phrase 3: “You gotta what it takes.”

「君たちには才能がある」(33分08秒)

(Dakota) Maybe you need somebody who’s going to lie to you and tell you things like,
“You gotta what it takes.”
But you know what? As far as I can see, you don’t.

(ダコタ)「『君たちには素質がある』とか、おべっかが聞きたい?
どう見ても素質ないのに」

“what it takes”は「必要な才能(能力)」などと訳すことができます。
ダコタが、ニューデレクションズのメンバーを馬鹿にする場面で使われています。

彼(彼女?)の発言は間違ってはいませんが、表層的でもあります。
多くの家庭が不況に苦しみ、少数派の権利が拡大しつつある時代背景では、
「弱肉強食」「自己責任」という思想は支持を失いつつあります。

レイチェルがダコタにクビを言い渡す場面は、当時の視聴者の意見を象徴しているように思えます。

この回で使われた曲:

曲名
(意味)
アーティスト 劇中の歌い手 場面
“For He’s a Jolly Good Fellow” 不明(フランス民謡?) Acafellas(結成前) 親指を失ったアンリをウィル達が慰める
“This Is How We Do It”
(これが俺たちのやり方)
Montell Jordan
(モンテル・ジョーダン)
Acafellas Acafellasがウィルの自宅で練習中に歌っている曲
“Poison” Bell Biv DeVoe
(ベル・ビブ・デボー)
Acafellas 教師と家族の懇親会?のような場面でアカフェラスが歌う
“Mercy” Duffy
(ダフィ)
Vocal Adrenaline レイチェル達がダコタ・スタンリーに会いに行った時に、ボーカルアドレナリンが歌っていた曲
“Bust Your Windows” Jazmine Sullivan
(ジャスミン・サリバン)
Mercedes 失恋したメルセデスが歌う
“I Wanna Sex You Up” Color Me Badd
(カラー・ミー・バッド)
Rachel PTA集会で新アカフェラスが歌う曲