5)否定文

これまで見てきた内容は「肯定文」ですが、時には逆の意味を伝えたい場合もあると思います。

1) be動詞の否定文

例えば、

It is hot today.
(今日は暑い)
※天気の事を表す場合は「It is …」と言います。

の逆の事を言いたい場合、

It is cold today.
(今日は寒い)

と言うこともできますが、この場合「hot」の逆の意味にあたる「cold」という単語を知っていないと表現できません。
また、
「寒い、というほどでもないけど、暑い、というほどでもない」
という風に「含み」を持たせた微妙なニュアンスを伝える事もできません。

こんな場合には、「not」をbe動詞の後ろに置いて否定文を作ります。

It is not hot today.
(今日は暑くはない)

また、「is not」は「isn’t」と略すことも可能です。

It isn’t hot today.
(今日は暑くはない)

「are not」は「aren’t」と略すことも可能です。

You aren’t stupid.
(あなたはバカではない)

ただし、「am not」は「amn’t」と略すことはできません。
「I’m not」と略すことは可能です。

I’m not clever.
(私は賢くはない)

be動詞の過去形を否定文にするには「was」を「wasn’t」(「was not」の短縮形)に変えます。

It wasn’t hot yesterday.
(昨日は暑くはなかった)

「were not」は「weren’t」と略します。

They weren’t in Tokyo last summer.
(彼らはこないだの夏、東京にはいなかった)

2) 一般動詞の否定文

2-1) 現在形

I love him.
(私は彼のことが大好きです)

上記を否定文にする場合、
「don’t」(do notの短縮形)を動詞の前に挟みます。

I don’t love him.
(私は彼を愛していません)

3人称単数を否定文にする場合、
「doesn’t」(does notの短縮形)を動詞の前に挟みます。

She doesn’t love me.
(彼女は私を愛していません)

2-2) 現在進行形

現在進行形を否定文にするには、be動詞の後に「not」を追加します。

He is driving a car.
(彼は車を運転している)

↓↓↓

He isn’t driving a car.
(彼は車を運転していない)

2-3) 過去形

過去形を否定文にするには以下の二つの事が必要です。

  • ・動詞の前に「didn’t」(did notの短縮形)を追加
  • ・動詞を現在形に戻す

He pushed the button.
(彼はそのボタンを押した)

↓↓↓

He didn’t push the button.
(彼はそのボタンを押さなかった)

2-4) 現在完了形

現在完了形を否定文にするには、「have」を「haven’t」に、「has」を「hasn’t」に置き換えます。

I have been to Chine.
(私は中国に行ったことがある)

↓↓↓

I haven’t been to Chine.
(私は中国に行ったことがない)