ABC News – World News Tonight 9月30日(火)
Phrase 1: “debri from the volcano”
「火山の噴石」(8分05秒)
(David) That is the debri from the volcano outside that window.
(Gloria) The first sign of trouble, a dark plume of the ash spiraling into the clear blue sky.
More than 200 hikers on Japan’s Mt. Ontake just before noon on Saturday.
When the volucano erupted, this hiker who often posted youtube capturing the moment they turned deadly and dark.
(デイビット)この音は、窓の外の火山の噴石の音です。
(グロリア)最初の危険の兆候は、澄んだ青空に立ち上る火山灰の煙の筋でした。
200人以上の登山客は土曜日の正午直前、御嶽山にいました。
火山が噴火した時、この登山客がユーチューブに投稿しました。周囲が危険に満ちて真っ暗になる瞬間を捉えました。
“debri from the volcano”は、「火山の噴石」という意味です。
Phrase 2: “moonscape”
「月のように荒涼とした世界」(9分00秒)
(Gloria) Officials warned another blast could send borders up to 2.5 miles from the crater.
Survivors are making their ways through a moonscape, carpeted in thick ash nearly 2 feet deep in places.
Mt. Ontake is just the one of some 450 volcanos that make up the ring of fire in the Pacific Ocean, responsible for 90 percents of world’s valcanic eruption.
(グロリア)政府関係者は、また爆発があれば立ち入り禁止区域を火口から2.5マイル(約4キロ)に拡大するだろうと警告しました。
生還者たちは月のように荒涼とした世界を抜けて進んでいきます。登山道は、場所によっては2フィート(約60センチ)もの厚さの火山灰で覆われています。
御嶽山は、450もの火山からなる太平洋の「火のリング」を構成する一つに過ぎません。この「火のリング」には、世界の火山噴火の90%が集中しています。
“moonscape”は、「月のように荒涼とした世界」という意味です。
ABC News Australia – “Japan volcano eruption” 10月4日(土)
Phrase 3: “cardiac arrest”
「心肺停止」
“Rescuers found a total of three more people in cardiac arrest today,
and are now preparing to carry them down,”
a local police spokesman said.
(地元警察の発表によると、
「救助隊は今日、心肺停止の登山者を新たに3人発見した。
下山させるための準備をしているところだ。」
との事だ。)
“cardiac arrest”は、直訳すると「心臓の逮捕」ですが、「心肺停止」という意味です。
“Only doctors can declare someone officially dead, so first responders typically report
that someone’s heart has stopped and they are not breathing.”
(医者のみが死亡を宣告できるという事情があり、発見者は「心臓が停止しており、呼吸をしていない」と呼ぶようになっている)
と、ABC Australiaのサイトでも紹介されています。
Yahooニュースのサイトでも詳しく説明されています。
「御嶽山噴火でも使われた「心肺停止」 なぜ「死亡」といってはいけないのか」
※記事が削除される可能性が高いので、以下に引用しておきます。
御嶽山の噴火は海外メディアでも大きく取り上げられているが、「心肺停止の状態」の報じ方は大きく違う。”cardiac arrest”や”heart and lung failure”などと英訳されており、いずれも日本語に直訳すれば「心肺の停止」だ。
AFP通信は”cardiac arrest”を「医師が死亡を宣言する前に使われる」と説明。ウォール・ストリート・ジャーナルは「死亡しているおそれがあるが、医療的に正式な死亡が宣言されていない」と補足する。
”heart and lung failure”を使ったAP通信やワシントンポストは「日本の当局による、医師が診断する前の遺体の慣例的な言い方」と説明した。英語圏以外では、中国の中国新聞網が「無生命跡象(生命の兆しがない)」と書いており、生存にかなり悲観的な表現だ。
海外メディアは見出しで”At least 31 people believed dead(少なくとも31人が死亡したとみられる)”(AP通信)、”Mt Ontake rescue teams find 31 bodies(御嶽山のレスキュー隊が31の遺体を発見した)”(BBC)と断定的に書いており、心肺停止の状態と死亡が確認された人を一緒にカウントしている記事が多い。
関西福祉大学の勝田吉彰教授によると、「日本で心肺停止の状態とは、心音が聞こえない『心臓停止』および『呼吸停止』の状態を指します」という。死亡確認にはこの2つだけでは十分ではなく、「脈拍停止、瞳孔散大と合わせて、4つすべてを医師が診断することが必要です。医師が宣言し、初めて死亡が確定します」と語る。海外ではこうした手順が踏まれるとは限らないため、日本と大きな違いが出ているようだ。
長野県警も、「医師の診断がまだできておらず、心音と呼吸が停止していることから判断」(同広報)して、「心肺停止の状態」と発表している。
なお、心肺停止の状態から息を吹き返すケースはある。たしかに、街中で倒れた人が心臓マッサージやAEDを施されたり、病院で強心剤を投与されたりして蘇生することはある。ただし、あくまで迅速に必要な手当てがされた場合がほとんどだ。
(J-CASTニュース )