30 ROCK – シーズン1 ディスク1 エピソード2
– “The Aftermath”より
(出展:Universal studio)
この回の主なプロット:
- トレイシーと他の連中の軋轢に巻き込まれるリズ
Phrase 1: “bust out”
(Tracy) Let me just say, I’m excited to be here.
It’s an honor for you to meet me.
I’ve got a lot of characters.
I’m ready to bust out.
I got a character named Biscuit.
Write that up.
(トレイシー)「ここにいることができて嬉しいよ。
君たちにとって、俺に会うことができるのは光栄なことだ。
俺はたくさんの役を考えてきたぞ。
最高に面白い演技をしてやる。
例えば、ビスケットというキャラクターだ。
書き留めろ。」
“bust out”は、「最高に面白い事をする」という意味です。
トレイシーの傍若無人、唯我独尊ぶりが炸裂しているシーンです。
Phrase 2: “braid hair”
(Liz) You need to tell Jenna this whole thing was your idea and I didn’t know anything about it.
and that she should be mad at you, not me.
(Jack) Oh sure, then we can sit around and braid each others hair until we get our periods at the same time.
Lemon, you’re a supervisor.
These people are not your friends.
(リズ)「今回の件はすべてあなたの考えで、私は何も知らなかった、ってジェナに言ってください。
そうすれば、彼女は私じゃなくあなたに怒りの矛先を向けるわ。」
(ジャック)「ああ、そうだな。それじゃ、私たちはただ座って、お互いの生理のタイミングが一致するまでお互いの髪でも編む事にするか。
レモン、君は彼らの上司だ。
彼らは君の友人ではない。」
“braid hair”は、「髪を編む」という意味です。
このドラマの登場人物は直接的な中傷や悪口を好む人が多いですが、ジャックは皮肉好きな人物のようですね。
Phrase 3: “Theo Huxtable”
(Toofer) Charming.
(Tracy) So how you doing over there, Theo Huxtable?.
(Toofer) I’m doing good.
(Tracy) Nah uh. Superman does good, You doing well. You need to study your grammar, son.
(トゥーファー)「(皮肉)面白いね。」
(トレイシー)「それで、そこのテオ・ハクスブルくんは、調子はどうだい?」
(トゥーファー)「元気してるよ。」
(トレイシー)「違うね。スーパーマンは良い事をする。君は元気『で』やってるだ。君は文法を勉強し直した方がいいな、少年。」
“Theo Huxtable”はMalcolm-Jamal Warnerという俳優が、”The Cosby Show”というコメディドラマで演じていた役の名前です。
トレイシーにうんざりしている構成作家陣の一人トゥーファーが、トレイシーをばかにするような発言をしてしまいます。
それを聞いたトレイシーがトゥーファーにやり返すシーンです。
トゥーファーの言った”I’m doing good.”という一文は、本来”good”(形容詞)ではなく”well”(副詞)が文法的には正しいです。
その文法的間違いをあえて突く事で、トゥーファーの名門大学卒業という自尊心を攻撃しています。
トレイシーもただのバカではない、という事を示しているシーンです。