(2014年9月受験)
「【テスト結果表示】第193回TOEIC公開テスト」
という件名のメールが届き、結果をWebから確認してみました。
結果は、前回受験時からちょうど100点アップの、
945点
でした。
(2011年5月受験時のスコア)
800点台から900点越えまで、二年に一回程度の受験頻度で、約6年掛かりました。
要領よく、継続的に勉強していれば、もっと早く到達できたかもしれません。
以下、個人的にスコアアップに役立ったと思われる豆知識を掲載します。
テクニック1)アナウンスから絵・写真をイメージする
PART1は、画像に最適な選択肢を選ぶ章です。
例えば、以下のような写真が提示され、後で読まれる4つの選択肢から最も近いものを選ぶ、という設問です。
(出展:DietPill-Reviews)
ここでは、アナウンスの一言一句を聞き逃すまいと集中するよりも、
選択肢の文章から連想できる絵を思い浮かべるようにした方が、
正解の選択肢を選びやすいと思います。
例えば、
“She is drinking coffee.”
という選択肢が読み上げられたとしたら、
「彼女はコーヒーを飲んでいる」
と日本語に変換しようとするのではなく、
女性がコーヒーを飲んでいる写真や画像をイメージする方が、
連想に掛かる時間が短くて済みます。
例えばこんな写真です。
(出展:Caffeine and Pregnancy)
また、画像や写真で連想した方が、自分の記憶に残りやすいという利点もあります。
頭の中で連想した画像を、問題用紙に乗っている画像と比較して、どれが一番近いかを考えます。
テクニック2)設問の「先読み」もほどほどに
リスニングセクションの中でも、後半のPART3やPART4は比較的難易度が高いです。
そのため、
「時間が余ったら、次の設問を先に読んでおく」
というテクニックがTOEIC本に載っていました。
しかし、これもやり過ぎると逆効果です。
読む事に集中しすぎて、聴く事がおろそかになる可能性があるからです。
読む事と聴く事を同時にできる器用な方には無用な心配ですが、私はそこまで器用ではありません。
また、「先読み」にこだわり過ぎると、引っ掛け問題に引っかかる可能性も高くなると思います。
例えば、2番目に読み上げられた選択肢が正解に近く思えても、
3番目や4番目の選択肢の方がもっと正解に近かった、
という場合が多々あります。
そんな時、
「早く次の問題を読まなければ!」
という気持ちが強いと、3番目と4番目の選択肢が流れている間に次の設問を読む事に意識が向かってしまいます。
正解を聞き逃してしまうかもしれません。
PART3とPART4では「先読み」にこだわり過ぎるよりも、日々のリーディングの積み重ねで読む速度を上げる方が、正解率を上げる近道ではないかと思います。
テクニック3)心の中での「スピーディーな音読」はOK
リーディングパートでは、
「心の中で英文を音読してしまうと、回答時間が足りなくなる」
という意見がいくつかのTOEIC本で触れられています。
この意見はある程度正しいと思います。
けれども、私は
「ざっと眺めただけじゃ、内容なんて理解できない!」
という立場の人間です。
まだ読解力が足りないことの証拠ですが。。。
参考書の英語ナレーションのような、丁寧なわかりやすい音読をしようとすると、回答時間が足りなくなるのは確かです。
なので、私は心の中で2倍速・3倍速での音読をするつもりで文章を読むようにしました。
どうせ「心の中」なので、ちゃんと発音する必要はありませんし、
例えば、以下のような文章がPART7に載っていたとしましょう。
“The current outbreak has killed more than 4,500 people in West Africa, most in Liberia, Guinea, and Sierra Leone”
この文章を丁寧に音読しようとすると、
「ざ・かれんと・あうとぶれいく・はず・きるど・もあ・ざん・ふぉー・さうざんど・ふぁいぶ・はんどれっど・・・」
という風に読んでしまい、これでは試験が終了してしまいます。
そうではなく、
「カレ・アウベ・ハ・キ・モ・ザ・よんせんごひゃく・ピポ・イ・ウェ・サフリ・モシ・ライベリ・ギニ・エ・シエラ」
くらいに、発音めちゃくちゃ・略しまくり・数字なんて日本語で読む勢いなら、あっという間に音読できます。
それでも、目でなぞるだけよりも格段に理解できるのが音読のいいところです。
「返り読みするな」
というテクニックもTOEIC本には書いてありますが、
これもこだわり過ぎると、文章の誤解につながる可能性が高いテクニックだと思います。
(「返り読み」とは、『前の文章にどんな事書いてあったっけ?』と、戻って内容を理解しようとすること)
「1問1分」で回答するように時間配分を守れていれば、一応最後の問題まで解く時間は確保できます。
その範囲内でなら、
「音読」も「返り読み」もしてもOKなのでは?
と思います。
テクニック4)回答用紙をうまく使う
TOEIC本には、
「問題用紙に記入してはいけないが、回答用紙に記入してはいけないというルールは無い。」
という事が書いてありました。
たぶんこれがTOEIC本を読んで一番役立ったアドバイスかもしれません。
「選択肢Bは正解っぽいけど、確証は無いんだよな」
という保留したい選択肢や、
「選択肢Cは明らかに不正解だろう」
という消去したい選択肢が出てくることがあります。
そんな時、
「保留」の場合は縦棒(|)、
「明らかな不正解」は横棒(-)、
のように自分のルールを決めておいて、
全ての選択肢を聴き終わるまでは即断しない
というグレー(?)なテクニックです。
最後の選択肢まで聴き終わったら、縦棒や横棒は消しゴムで消せばいいだけです。
また、
「リーディングパートは最後まで終わらない可能性もある。
時間のあるうちに、最後の10問くらいは適当にマークしておく。」
という事もTOEIC本には書いてありました。
「これで時間足りなくなっても大丈夫!」
と安心してしまい、回答のペースが落ちる可能性もありますが・・・。
テクニック?5)試験当日は、ヒゲはきちんと剃って行く
これはテクニック?というよりは個人的な心掛けです。
私には、考え事をしながら、あごヒゲをプチプチ抜いてしまう癖があります。
抜いてるうちに、問題を読むよりも、ひげを抜く事に集中してしまい、時間を浪費するという(頭の)悪い傾向がありました。
よって、試験当日は
「しっかりひげを剃って行く事!」
とスケジュール帳に記入しておきました。
自分の癖を把握する事も、一発勝負の当日には必要な事ですね。
習慣1)英語を聴く習慣を作る
私の場合、
- podcast
- 海外ドラマ
の2点を中心に、英語を毎日1~2時間聴くように心がけました。
(試験の約1か月前から開始。試験後1か月経過した今も継続中。)
podcastは、
- NHK World radio Japan
- BBC World News
- ABC World News
- NBC Nightly News
- CBS 60 Minutes
などを朝起きたらダウンロードし、朝食時に聴きます。
海外ドラマは、
- 30 ROCK
- CHUCK
- glee
などを見て、気になったフレーズをブログに残すようにしました。
習慣2)英語を読む習慣を作る
Kindleで、
- Financial Times
- Reuter
を3日に1回くらいの頻度で、購入して読んでいました。
(文の量が多く、読み切るのに日数が掛かったため)
また、駅の売店で「JAPAN TIMES」が売っているのを見かけた時には、購入するようにしていました。
分からない単語が出てきたらWeblioの単語帳に記録していき、電車に乗っている時間や、寝る前の時間に復習していました。
読む習慣は残念ながら、試験後、やめてしまいました。
また復活させたいものです。
習慣3)聴いた内容を記憶する練習
podcastも漫然と聞いていると、
「あれ?結局何の話だったんだ?」
となる可能性大です。私もよくやります。
聞き流すだけでも効果はあると言いますが、1~3か月という短期間でTOEICのスコアを上げたいのであれば、
「何の話をしていたのか」
を覚えられるような訓練は必要だと思います。
ニュース系のpodcastだと2~3分ごとに次々と違う話題に移っていきます。
私がやっていたのは、一つの話題が終わったら一時停止して、
・大まかに何のニュースだったのか
・登場人物の名前、関係性
・数値や量などデータ
・いつ起きた事なのか
など詳細を思い出してみる訓練をしました。
PART3やPART4では、1~2分くらいの文章が流れて、その内容に対して答えなければいけません。
記憶力の訓練は欠かせません。
習慣4)速く読む練習
スコアアップのために、リスニングと同じくらい大事なのが、「速く読む練習」だと思います。
私の場合、英字新聞をいつもの1.5倍~2倍くらいの速度で読む練習をしました。
いきなりあまり早くしようとし過ぎると、全く理解できませんので。
この時、ペンや鉛筆で行をなぞるように読むと、読みやすかったです。
PART7の問題文を30秒から1分くらいで読めるようになると、回答時間にも余裕が出てくるような気がします。