In the early days of Twitter, it was like a place of radical de-shaming.
People would admit shameful secrets about themselves, and other people would say, “Oh my God, I’m exactly the same.”
ツイッターの初期の頃、それは極端な「ディ・シェイミング(つらい経験を告白して、共感・同情を得て、挫折から立ち直る一種のセラピー)」の場所のようでした。
人々は苦しい過去を告白し、他の人々から、
「かわいそうに。私もまったく同じ経験があるよ。」
と言ってもらいました。
※注:以下、日本語訳に攻撃的な言葉や、下品な言葉が含まれています。苦手な人は閲覧を遠慮してください。
1.ソーシャルメディア・シェイミング(ソーシャル人格攻撃)
Voiceless people realized that they had a voice, and it was powerful and eloquent.
If a newspaper ran some racist or homophobic column, we realized we could do something about it.
We could get them.
We could hit them with a weapon that we understood but they didn’t — a social media shaming.
人々は、自分たちには発言力があると気付きました。
自分たちの言葉は強力で、雄弁なものだと。
差別的な記事や同性愛者を攻撃するような記事が新聞に載った時、自分たちには行動が起こせると。
自分たちは、あいつらをやっつける事ができる。
自分たちには使いこなせるが、大手メディアには使いこなせない武器で攻撃する事ができる。
「ソーシャルメディア・シェイミング(ソーシャル人格攻撃)」という武器です。
Advertisers would withdraw their advertising.
When powerful people misused their privilege, we were going to get them.
This was like the democratization of justice.
Hierarchies were being leveled out.
We were going to do things better.
そうすれば、広告主は広告を引きあげます。
影響力を持った人々がその特権を誤って利用した時、自分たちは相手を叩きのめす事ができる。
まるで、裁判所の民主化です。
相手が強力であろうと、もはや恐れる必要はありません。
自分たちは、より良い世界を作れる!
2.ジョナ・レーラーの受けた屈辱
(1:00)
Soon after that, a disgraced pop science writer called Jonah Lehrer — he’d been caught plagiarizing and faking quotes, and he was drenched in shame and regret, he told me.
ある時、ジョナ・レーラーという大衆SF作家が「ソーシャル人格攻撃」を受けました。
盗用を行い、引用を偽ったためです。
「屈辱と後悔を、いやというほど味わったよ。」
彼は私にそう話しました。
And he and the opportunity to publicly apologize at a foundation lunch.
This was going to be the most important speech of his life.
Maybe it would win him some salvation.
He knew before he arrived that the foundation was going to be live-streaming his event, but what he didn’t know until he turned up, was that they’d erected a giant screen Twitter feed right next to his head.
(Laughter) Another one in a monitor screen in his eye line.
彼は、財団の昼食会で公式に謝罪する機会を得ました。
彼にとっては、人生で最も重要なスピーチです。
これで彼も少しは救われるでしょう。
彼は事前に主催者から、式典が生中継されると聞かされていました。
しかし、巨大なモニター画面がそびえ立ち、ツイッターの書き込みが彼の顔のすぐ横で流されるという事は、会場に着くまで知りませんでした。
(会場笑)
ツイッターの書き込みを見る事ができるもう一つのモニターは、彼の視線の先に据え付けられていました。
I don’t think the foundation did this because they were monstrous.
I think they were clueless: I think this was a unique moment when the beautiful naivety of Twitter was hitting the increasingly horrific reality.
財団が悪意でこのような事をしたとは、私は思いません。
おそらく、財団もどうしていいか分からなかったのでしょう。
ツイッターに関する罪のない無知が、日々脅威を増している恐ろしい現実に直面した、貴重な瞬間だったのではないでしょうか。
And here were some of the Tweets that were cascading into his eye line, as he was trying to apologize:
“Jonah Lehrer, boring us into forgiving him.” (Laughter)
今お見せしているのは、ジョナが謝罪しようとしていたその時に、彼の目に次々と飛び込んできたツイートのいくつかです。
「ジョナ・レーラーは、私たちを退屈させて、許しを得ようとしている。」
(会場笑)
(2:00)
And, “Jonah Lehrer has not proven that he is capable of feeling shame.”
That one must have been written by the best psychiatrist ever, to know that about such a tiny figure behind a lectern.
他にも、「ジョナ・レーラーには、恥という感覚があるのかどうか、まだ証明されてはいない。」
このツイートは、最高の心理学者が書いたものに違いありません。
演説台の後ろにいる、画面の中の小さな人物を見ただけで、そんな事が分かるのですから。
And, “Jonah Lehrer is just a frigging sociopath.”
That last word is a very human thing to do, to dehumanize the people we hurt.
次です。「ジョナ・レーラーは、とんでもない社会不適合者だ。」
この「社会不適合者」という言葉は、人格に関わるものです。人を傷つけ、尊厳を奪う言葉です。
3.床に倒れている相手を蹴り続ける
It’s because we want to destroy people but not feel bad about it.
Imagine if this was an actual court, and the accused was in the dark, begging for another chance, and the jury was yelling out, “Bored! Sociopath!” (Laughter)
私たちには、他人を破壊したいという欲望があります。しかし一方で、嫌な気分を味わいたくないという気持ちもあります。
これが実際の裁判所だと想像してみてください。
被告人は暗闇の中にいて、もう一度チャンスをください!と求めています。
しかし陪審員は、「退屈だ!この社会不適合者め!」と叫んでいるのです。
(会場笑)
You know, when we watch courtroom dramas, we tend to identify with the kindhearted defense attorney, but give us the power, and we become like hanging judges.
Power shifts fast.
We were getting Jonah because he was perceived to have misused his privilege, but Jonah was on the floor then, and we were still kicking, and congratulating ourselves for punching up.
さて、裁判ドラマをテレビで見る時、私たちは心優しい被告弁護人の立場になる傾向があります。
しかし力を与えられると、私たちはまるで、死刑を望む裁判官になってしまいます。
権力の移動はあっという間に起こります。
ジョナは、彼の特権を誤って使ったために、私たちに攻撃されました。
しかし、ジョナは既に床に倒れこんでいるにも関わらず、私たちは彼を蹴り続けているのです。
彼を痛めつける自分たちに声援を送りながら。
And it began to feel weird and empty when there wasn’t a powerful person who had misused their privilege that we could get.
A day without a shaming began to feel like a day picking fingernails and treading water.
やがて私たちは、権力を濫用した人物を見付けられない日常は、異常で空虚な日々だと感じるようになりました。
人格攻撃を行う相手がいない日々は、拷問のようだと感じるようになりました。
4.ジャスティン・サッコのジョーク
(3:20)
Let me tell you a story. It’s about a woman called Justine Sacco.
She was a PR woman from New York with 170 Twitter followers, and she’d Tweet little acerbic jokes to them, like this one on a plane from New York to London:
[Weird German Dude: You’re in first class. It’s 2014. Get some deodorant.” -Inner monologue as inhale BO. Thank god for pharmaceuticals.]
こんな話がありました。ジャスティン・サッコという女性の話です。
彼女はニューヨークで広報の仕事をしていました。ツイッターのフォロワーは170人でした。
彼女はフォロワーに向けて、辛辣なジョークをつぶやきました。
その時、彼女はニューヨークからロンドンに向けての飛行機の中にいました。
「気持ち悪いドイツ人の男。ここはファーストクラスよ。しかも2014年の。制汗剤くらいつけなさい。体臭をかぎながらの心の声。製薬会社は何やってるのよ。」
So Justine chuckled to herself, and pressed send, and got no replies, and felt that sad feeling that we all feel when the Internet doesn’t congratulate us for being funny.
(Laughter)
ジャスティンは自分のジョークにクスクス笑いながら送信ボタンを押しました。
しかし、何の反応もありませんでした。
私たちみんなが一度は経験したことがあると思いますが、気の利いたつぶやきを送ってみたのに何の反応も無いという、あの悲しい感覚が、彼女を襲いました。
(会場笑)
Black silence when the Internet doesn’t talk back.
And then she got to Heathrow, and she had a little time to spare before her final leg, so she thought up another funny little acerbic joke:
インターネットは何も言葉を返してくれませんでした。
ジャスティンはヒースロー空港に着きましたが、乗り換えの便まではまだ時間がありました。
そこで、彼女はもう一度、辛辣なジョークをつぶいてみる事にしました。
5.「エイズにならないといいな。冗談よ、私は白人だもの!」
(4:00)
[Going to Africa. Hope I don’t get AIDS. Just kidding. I’m white!]
And she chuckled to herself, pressed send, got on the plane, got no replies, turned off her phone, fell asleep, woke up 11 hours later, turned on her phone while the plane was taxiing on the runway, and straightaway there was a message from somebody that she hadn’t spoken to since high school, that said,
“I am so sorry to see what’s happening to you.”
「これからアフリカに行くところよ。エイズにならないといいけれど。冗談よ。私は白人だもの!」
自分のジョークに笑いをこらえながら、彼女はつぶやきを送信しました。
飛行機に乗り、特に反応も無い事を確認して、彼女は携帯電話の電源を切りました。
そのあと、彼女は11時間の眠りにつきました。
アフリカに到着し、飛行機が滑走路を走っている時に電話の電源を入れてみました。
すると、高校卒業後一度も連絡を取った事のない知人から、メッセージが届いている事に気付きました。
その内容は、
「大変な事になってしまったね。心から同情するよ。」
というものでした。
And then another message from a best friend,
“You need to call me right now. You are the worldwide number one trending topic on Twitter.”
(Laughter)
What had happened is that one of her 170 followers had sent the Tweet to a Gawker journalist, and he retweeted it to his 15,000 followers:
[And now, a funny holiday joke from IAC’s PR boss]
彼女の親友から、次のメッセージも届きました。
「今すぐ電話して!あなた、ツイッターの『注目トピック』で全世界第1位になってるわよ!」
(会場笑)
ジャスティンがジョークをつぶやいて眠りについたあと、彼女の170人のフォロワーの中の一人が、「ゴーカー」(アメリカのゴシップメディア)の記者にジャスティンのつぶやきを共有したのです。
そしてその記者は、彼女のつぶやきを一万五千人のフォロワーに向けてリツイートしました。
「さて、本日の楽しいジョークはIAC社の広報部長からのものです。」
And then it was like a bolt of lightning.
A few weeks later, I talked to the Gawker journalist.
I emailed him and asked him how it felt, and he said, “It felt delicious.”
And then he said, “But I’m sure she’s fine.”
その後、ツイートは一瞬で世界中に広がりました。
この騒ぎから何週間か経ってから、私はその記者に取材をしました。
彼にメールで尋ねてみました。どんな気持ちでしたか?と。
すると彼はこう答えました。「最高だったよ」と。
彼はこう付け足しました。「でもジャスティンは元気にしてると思うよ。」
6.ジャスティンは元気なんかではありません
(5:00)
But she wasn’t fine, because while she slept, Twitter took control of her life and dismantled it piece by piece.
First there were the philanthropists:
[If @JustineSacco’s unfortunate words … bother you, join me in supporting @CARE’s work in Africa.]
[In light of … disgusting, racist tweet, I’m donating to @care today]
Then came the beyond horrified:
[… no words for that horribly disgusting racist as fuck tweet from Justine Sacco. I am beyond horrified.]
もちろんジャスティンは元気なんかではありませんでした。ジャスティンが寝ている間に、ツイッターは彼女の人生をめちゃめちゃにしたのです。
最初にツイッターに現れたのは慈善家でした。
「ジャスティンの不幸な発言で苦しんでいる人がいたら、アフリカでのケア(人権団体)の活動を支援してください。」
「気分の悪い、差別主義のツイートを見てしまいました。ケアに寄付します。」
それから、恐怖で震え上がった人が続きました。
「ジャスティンの、ゴミのような差別主義のつぶやきに関して、何と言っていいか分からない。恐怖という言葉では物足りない。」
Was anybody on Twitter that night? A few of you.
Did Justine’s joke overwhelm your Twitter feed the way it did mine?
It did mine, and I thought what everybody thought that night, which was,
“Wow, somebody’s screwed! Somebody’s life is about to get terrible!”
And I sat up in my bed, and I put the pillow behind my head, and then I thought, I’m not entirely sure that joke was intended to be racist.
この会場で、この日ツイッターを見ていた人はいますか?数人、といったところですか。
ジャスティンに関するつぶやきで画面が埋め尽くされませんでしたか?
私はそうでした。そして皆さんと同じことを私も考えました。
「なんてこった、おしまいだ!彼女の人生はひどい事になる!」
それから私はベッドで眠りを中断し、枕にあおむけになりながら考えました。
ジャスティンのジョークは、差別主義的なつぶやきだったと断言できるのだろうか?と。
(6:00)
Maybe instead of gleefully flaunting her privilege, she was mocking the gleeful flaunting of privilege.
There’s a comedy tradition of this, like South Park or Colbert or Randy Newman.
Maybe Justine Sacco’s crime was not being as good at it as Randy Newman.
In fact, when I met Justine a couple of weeks later in a bar, she was just crushed, and I asked her to explain the joke, and she said,
“Living in America puts us in a bit of a bubble when it comes to what is going on in the Third World. I was making of fun of that bubble.”
おそらくジャスティンは、自分の力を大喜びで見せびらかしたのではなく、特権の濫用を茶化してみたのだと思います。
サウス・パークやコルバートやランディ・ニューマンのように。
ジャスティン・サッコに罪があったとすれば、彼女はランディ・ニューマンほどジョークが上手くなかった、という点です。
実際、私は騒ぎの数週間後、ジャスティンにバーで取材をしました。
彼女はひどく落ち込んでいました。彼女にジョークについて説明してくれるよう頼んでみました。
すると彼女はこう言いました。
「アメリカに暮らしていると、途上国での実情に関して幻想を持ってしまう傾向があります。私は、その幻想にひとこと言ってやりたかったのです。」
7.ジャスティンを守ろうとした人に起きた事
You know, another woman on Twitter that night, a New Statesman writer Helen Lewis, she reviewed my book on public shaming and wrote that she Tweeted that night,
“I’m not sure that her joke was intended to be racist,” and she said straightaway she got a fury of Tweets saying,
“Well, you’re just a privileged bitch, too.”
And so to her shame, she wrote, she shut up and watched as Justine’s life got torn apart.
ジャスティンの騒ぎのその夜、「ニュー・ステイツマン」(イギリスの政治雑誌)のライターであるヘレン・ルイスも次のようなつぶやきを送信しました。
ちなみにヘレンは、私のパブリック・シェイミング(公開人格攻撃)に関する本のレビューをしてくれたライターです。
「彼女のジョークが差別的なものだったのかどうか、私には確信が持てません。」
すぐさま、ヘレンは怒りのツイートを受け取りました。
「そりゃそうだろ、お前も特別な地位にあるビッチなんだから。」
残念ながら、ヘレンはそれ以上発言する事は無く、ジャスティンの人生が粉々になるのを眺める事しかできませんでした。
It started to get darker:
[Everyone go report this cunt @JustineSacco]
Then came the calls for her to be fired.
[Good luck with the job hunt in the new year. #GettingFired]
Thousands of people around the world decided it was their duty to get her fired.
事態はより深刻になっていきました。
「みんな、このメス豚・ジャスティンを追いつめるんだ!」
それから、彼女をクビにしようという声が、ツイッター上であがりました。
「正月休みに職探しだって、ざまあみろ #クビになりました」
世界中の何千もの人々が、ジャスティンをクビにする事を自分たちの使命だと思うようになりました。
(7:00)
[@JustineSacco last tweet of your career. #SorryNotSorry]
Corporations got involved, hoping to sell their products on the back of Justine’s annihilation:
[Next time you plan to tweet something stupid before you take off, make sure you are getting on a @Gogo flight!]
(Laughter)
「ジャスティンの職業上の最後のつぶやき。#悪いと思ってないけどごめんね」
企業までこの騒ぎに乗じてきました。ジャスティンの息の根を止めるための騒ぎを、売り上げ拡大に利用できると考えたのでしょう。
「離陸前にバカな事をつぶやく時は、ゴーゴー(飛行機の上でインターネットを使えるサービスを提供する会社)に加入するのを忘れないように!」
(会場笑)
A lot of companies were making good money that night.
You know, Justine’s name was normally Googled 40 times a month.
That month, between December the 20th and the end of December, her name was Googled 1,220,000 times.
And one Internet economist told me that that meant that Google made somewhere between 120,000 dollars and 468,000 dollars from Justine’s annihilation, whereas those of us doing the actual shaming — we got nothing.
(Laughter)
We were like unpaid shaming interns for Google.
(Laughter)
その夜、多くの企業が多大な利益を手にしました。
通常、ジャスティンの名前が検索される回数は、月に40回といったところでした。
ところがこの騒ぎの間、12月20日から31日までの間で、彼女の名前は122万回も検索されました。
あるインターネット専門家の話では、この騒ぎのおかげでグーグルは12万ドルから46万8千ドルの間の利益を手に入れたと考えられる、という事です。ジャスティンを血祭りにあげる事によって。処刑を行った私たちの手には、残念ながら1ドルも入ってきませんでしたが。
(会場笑)
私たちは、グーグルに無給で働かされている処刑人インターンのようなものです。
(会場笑)
(8:00)
And then came the trolls:
[I’m actually kind of hoping Justine Sacco gets aids? lol]
Somebody else on that wrote,
“Somebody HIV-positive should rape this bitch and then we’ll find out if her skin color protects her from AIDS.”
And that person got a free pass.
Nobody went after that person.
そして、挑発的な発言が次に来ました。
「ジャスティン・サッコはエイズになればいいのに。心からそう思っている。(わーい)」
他の人物はこんな事をつぶやきました。
「エイズに感染している誰か、このビッチをレイプしてくれよ。そうすれば、彼女の肌の色がエイズから身を守るのに役立つかどうか、証明できるだろ。」
このつぶやきを送信した人物は、(差別的発言内容にもかかわらず)発言内容に関して追及されることはありませんでした。
8.人格攻撃をしている時の脳の働き
We were all so excited about destroying Justine, and our shaming brains are so simple-minded, that we couldn’t also handle destroying somebody who was inappropriately destroying Justine.
Justine was really uniting a lot of disparate groups that night, from philanthropists to “rape the bitch.”
[@JustineSacco I hope you get fired! You demented bitch… Just let the world know you’re planning to ride bare back while in Africa.]
私たちは皆、ジャスティンを叩きのめすことに夢中になっていました。
他人を人格攻撃する時、私たちの脳は非常に単純な働きをします。
誰かが、ジャスティンを不適切な方法で攻撃している事に、気が付かないのです。
その夜、ジャスティンは全く共通点の無い多くの集団を結び付けました。
慈善活動家から、「ビッチをレイプしろ」という差別主義者まで。
「ジャスティン・サッコ!あんたなんかクビになっちゃえばいいんだ。この狂ったビッチめ!アフリカにいる間、コンドームなしでヤリまくるつもりだって事を、世界中に教えてやりな。」
Women always have it worse than men.
When a man gets shamed, it’s,
“I’m going to get you fired.”
When a woman gets shamed, it’s,
“I’m going to get you fired and raped and cut out your uterus.”
女性が人格攻撃を受ける時、それはいつも男性よりひどいものとなります。
男性が攻撃されるときは、
「お前をクビにしてやる!」
くらいなものですが、女性の場合は、
「お前をクビにして、レイプして、子宮をえぐり出してやる!」
という攻撃を受けるのです。
(9:00)
And then Justine’s employers got involved:
[IAC on @JustineSacco tweet: This is an outrageous, offensive comment.
Employee in question currently unreachable on an intl flight.]
And that’s when the anger turned to excitement:
[All I want for Christmas is to see @JustineSacco’s face when her plane lands and she checks her inbox/voicemail. #fired]
[Oh man, @justinesacco is going to have the most painful phone-turning-on moment ever when her plane lands.]
[We are about to watch this @JustineSacco bitch get fired. In REAL time. Before she even KNOWS she’s getting fired.]
それから、ジャスティンの雇用主も乗り出してきました。
「IAC社です。ジャスティン・サッコのつぶやきに関して。怒りを覚えます。攻撃的な発言です。
渦中の従業員は現在、国際便で移動中のため、連絡が取れません。」
このコメントで、ツイッター上の怒りは頂点に達しました。
「クリスマスの願いは、ジャスティン・サッコが飛行機から降りて、彼女がメールボックスを確認する時の表情を見る事。#クビ」
「あらら、ジャスティン・サッコさん。飛行機から降りて電話の電源を入れる時、人生最大の苦しみを味わうことになるだろうね。」
「このジャスティン・サッコというビッチがクビになるまでもう少しだ!しかもリアルタイムで見られるなんて!こいつ自身、自分がクビになるって事、全く知らないんだから。」
What we had was a delightful narrative arc.
We knew something that Justine didn’t.
Can you think of anything less judicial than this?
Justine was asleep on a plane and unable to explain herself, and her inability was a huge part of the hilarity.
On Twitter that night, we were like toddlers crawling towards a gun.
この騒ぎのストーリー展開は、非常によくできていました。
私たちは、ジャスティンが知らない事を知っていました。
これ以上、不公平なことがあるでしょうか。
ジャスティンは飛行機の上で眠りについており、言い訳をする事もできません。
そして、彼女が何もできないという事自体が、この騒ぎのカギでした。
9.#hasJustineLandedYet(#ジャスティンは着陸したか)
Somebody worked out exactly which plane she was on, so they linked to a flight tracker website.
[British Airways Flight 43 On-time – arrives in 1 hour 34 minutes]
A hashtag began trending worldwide: # hasJustineLandedYet?
[It is kinda wild to see someone self-destruct without them even being aware of it. #hasJustineLandedYet]
[Seriously. I just want to go home to go to bed, but everyone at the bar is SO into #HasJustineLandedYet. Can’t look away. Can’t leave.]
[#HasJustineLandedYet may be the best thing to happen to my Friday night.]
[Is no one in Cape Town going to the airport to tweet her arrival? Come on, twitter! I’d like pictures]
どこかの誰かが、ジャスティンの載っている飛行機を突き止めました。
そして、飛行機を追跡するページへのリンクを載せました。
「#ジャスティンは着陸したか」というハッシュタグ(共通の話題を示すための一種の記号)は、世界中で大注目されました。
「自分でも気付かないうちに自爆する誰かを見るのって、とっても楽しー。#ジャスティンは着陸したか」
「まったく。家に帰って寝たいってのに。私を含めてバーにいる全員、#ジャスティンは着陸したか、から目が離せないよ。帰れません!」
「#ジャスティンは着陸したか、のおかげで、金曜の夜は最高に楽しいよ!」
「ケープタウンの誰か、ジャスティンの着陸を空港に行って確かめてきてくれない?頼むよ、ツイッターのみんな!写真とかあったら最高なんだけど。」
(10:00)
And guess what? Yes there was.
[@JustineSacco HAS in fact landed at Cape Town international.]
And if you want to know what it looks like to discover that you’ve just been torn to shreds because of a misconstrued liberal joke, not by trolls, but by nice people like us, this is what it looks like:
[… She’s decided to wear sunnies as a disguise.]
驚いた事に、実際に行動を起こした人がいました。
「ジャスティンはケープタウン国際空港に到着しました。」
挑発的な発言というよりは、誤解を生む可能性のあるジョークによって、彼女は八つ裂きにされてしまいました。彼女が気付く間も無く。
それをおこなったのは、あなたたちのような心優しい人々なのです。
10.ツイッターの対極の概念
So why did we do it?
I think some people were genuinely upset, but I think for other people, it’s because Twitter is basically a mutual approval machine.
We surround ourselves with people who feel the same way we do, and we approve each other, and that’s a really good feeling.
And if somebody gets in the way, we screen them out.
なぜ私たちはこのような事をしてしまったのでしょうか?
おそらく一部の人は、心から怒っていたからつぶやいたのでしょうが、他の人々は違います。
ツイッターは基本的に、お互いに承認を与えるためのものです。
私たちは、自分と同じような感じ方をする人と群れる傾向があります。
そしてお互いを認め合うのです。
それは、とても気分の良い事です。
もし誰か邪魔をする人がいたとしても、私たちはその人を無視するだけです。
And do you know what that’s the opposite of?
It’s the opposite of democracy.
We wanted to show that we cared about people dying of AIDS in Africa.
Our desire to be seen to be compassionate is what led us to commit this profoundly un-compassionate act.
As Meghan O’Gieblyn wrote in the Boston Review,
“This isn’t social justice. It’s a cathartic alternative.”
このような仕組みとは、全く反対の仕組みを知っていますか?
それは、民主主義です。民主主義はツイッターとは真逆の概念です。
私たちは、アフリカでエイズに苦しんでいる人々に同情し、その事を周囲に知らせたいと思いました。
「自分たちは優しい心の持ち主だ」と周囲に知ってもらうために、優しい心とは最もかけ離れた行為に自分たちを走らせたのです。
メーガン・オ・ギーブリンは、ボストン・レビューに次のように書きました。
「これはソーシャルな正義ではない。悪意の放出の一種だ。」
11.第二・第三のジャスティン・サッコ
For the past three years, I’ve been going around the world meeting people like Justine Sacco — and believe me, there’s a lot of people like Justine Sacco.
There’s more every day.
And we want to think they’re fine, but they’re not fine.
The people I met were mangled.
They talked to me about depression, and anxiety and insomnia and suicidal thoughts.
この三年間、私は世界中を旅してジャスティン・サッコのような経験をした人物に会ってきました。
信じられないでしょうが、彼女と同じような経験をした人は世界中にたくさん存在しているのです。
毎日、毎時間、同じような事が起こっているのです。
このような人たちが元気でいてくれたらと思いますが、実際はそんな事はありません。
彼ら・彼女らは、最悪の状態でした。
うつ病や、不安や、不眠症や、自殺願望に悩んでいました。
One woman I talked to, who also told a joke that landed badly, she stayed home for a year and a half.
Before that, she worked with adults with learning difficulties, and was apparently really good at her job.
ジョークをつぶやいたせいで、人生がめちゃめちゃになった一人の女性に話を聴きました。
彼女は、自宅に一年半ものあいだ閉じこもっている、と私に語りました。
そのような状況になる前、彼女は学習障害に悩む人を助ける仕事をしていました。彼女は職場で周囲から評価されていました。
(11:54)
Justine was fired, of course, because social media demanded it.
But it was worse than that.
She was losing herself.
She was waking up in the middle of the night, forgetting who she was.
ジャスティンはクビになりました。当然のように。ソーシャルメディアがそう望んだからです。
彼女にとって、苦しみは失職だけではありませんでした。
彼女は病気になってしまいました。
真夜中に目が覚めるようになり、自分の事が分からなくなってしまったのです。
She was got because she was perceived to have misused her privilege.
And of course, that’s a much better thing to get people for than the things we used to get people for, like having children out of wedlock.
But the phrase “misuse of privilege” is becoming a free pass to tear apart pretty much anybody we choose to.
It’s becoming a devalued term, and it’s making us lose our capacity for empathy and for distinguishing between serious and unserious transgressions.
ジャスティンは権力を濫用したとみなされ、叩きのめされました。
この事はもちろん、結婚せずに子供を産んだ人を攻撃するよりは、かなりマシな行為のはずです。
しかし「権力の濫用」という言葉は、相手を叩き潰すための免罪符になってしまっています。
それはもはや価値のない言葉です。同情する気持ちや、道義的犯罪とジョークの区別をするための判断力を奪う言葉です。
12.億万長者デスモンド・サッコって?
Justine had 170 Twitter followers, and so to make it work, she had to be fictionalized.
Word got around that she was the daughter the mining billionaire Desmond Sacco.
[Let us not be fooled by #JustineSacco her father is a SA mining billionaire. She’s not sorry. And neither is her father.]
I thought that was true about Justine, until I met her at a bar, and I asked her about her billionaire father, and she said,
“My father sells carpets.”
ジャスティンにはたった170人のフォロワーしかいませんでした。普通の女性でした。彼女が「力を持った人間」だと思わせるために、私たちには彼女の人物像をでっち上げる必要がありました。
ジャスティンは、億万長者デスモンド・サッコの娘だという噂が出回りました。
「ジャスティン・サッコに騙されるな!あいつは、南アフリカの宝石王の娘だ。あの女は自分が悪かったなんて思っていない。父親も同じだ。」
私はこの噂が本当だと信じ、彼女に父親について尋ねました。すると彼女は、
「私の父はただのカーペーット売りよ。」
と答えました。
13.地獄の果てまで追いつめられる
(13:00)
And I think back on the early days of Twitter, when people would admit shameful secrets about themselves, and other people would say,
“Oh my God, I’m exactly the same.”
These days, the hunt is on for people’s shameful secrets.
You can lead a good, ethical life, but some bad phraseology in a Tweet can overwhelm it all, become a clue to your secret inner evil.
思えばツイッターの初期の頃、人々は自分の苦しい過去を告白し、他の人々から、
「かわいそうに。私もまったく同じ経験があるよ。」
と言ってもらいました。
最近では、苦しい過去を打ち明ければ、地獄の果てまで追いかけられます。
善良で道徳的な人生を送っていても、言葉づかいを間違えれば、人生を台無しにされます。
つぶやきは、心の奥に悪魔が潜んでいる事の証拠として扱われるのです。
Maybe there’s two types of people in the world:
those people who favor humans over ideology,
and those people who favor ideology over humans.
I favor humans over ideology, but right now, the ideologues are winning,
and they’re creating a stage for constant artificial high dramas where everybody’s either a magnificent hero or a sickening villain,
even though we know that’s not true about our fellow humans.
おそらく、世界には二種類の人間がいるのだと思います。
思想よりも人間味を重んじる人と、
人間味よりも思想を重んじる人。
私は、思想よりも人間味の方が好きですが、今の所、思想を重んじる人の方が優勢のようです。
このような人たちは、人々を高潔なヒーローか、病的な悪魔かのいずれかに分類し、エンターテイメントを毎日つくり出しています。
14.口を閉ざさないでください
(14:00)
What’s true is that we are clever and stupid;
what’s true is that we’re grey areas.
The great thing about social media was how it gave a voice to voiceless people,
but we’re now creating a surveillance society,
where the smartest way to survive is to go back to being voiceless.
Let’s not do that. Thank you.
真実があるとすれば、私たちは賢くもあり、愚かでもあるという事です。
私たちはグレーゾーンにいるのです。
ソーシャルメディアの素晴らしい点は、声なき人々に声を与えたという事です。
しかし、今ではそれは監視社会の道具と化しています。
監視社会で賢く生きるには、再度口を閉ざすしかありません。
だからと言って、声なき人々には戻らないでください。
ご静聴ありがとうございました。
[Bruno]: What strikes me about Justine’s story is also the fact that if you Google her name today, this story covers the first 100 pages of Google results — there is nothing else about her.
In your book, you mention another story of another victim who actually got taken on by a reputation management firm, and by creating blogs and posting nice, innocuous stories about her love for cats and holidays and stuff, managed to get the story off the first couple pages of Google results, but it didn’t last long.
A couple of weeks later, they started creeping back up to the top result.
Is this a totally lost battle?
(ブルーノ)ジャスティンの話の中で最も印象的だったのは、今この瞬間グーグルで彼女の名前を検索すると、今回の騒ぎの事が100ページにもわたって表示されるという事です。
それ以外には、彼女の事は何も出てこない。
ジョン、あなたの本の中では、印象操作会社によって悪い噂を広められた女性の話がありましたね。
大好きな猫の話や休日の話についてブログで書いたり、ソーシャルメディアに投稿したりして、彼女は自分には悪意が無い事を伝えようとした、と。
その甲斐あって、グーグル検索結果の1ページ目から、彼女の悪い噂をなんとか追い出すことができましたが、その状況は長く続きませんでした。
数週間後、また同じ状況に戻ってしまったのです。
私たちは悪い噂を流されると、もはや何もできないのでしょうか?
15.不公平であいまいな人格攻撃
[Jon]: You know, I think the very best thing we can do, if you see a kind of unfair or an ambiguous shaming, is to speak up, because I think the worst thing that happened to Justine was that nobody supported her — like, everyone was against her, and that is profoundly traumatizing, to be told by tens of thousands of people that you need to get out.
But if a shaming happens and there’s a babble of voices, like in a democracy, where people are discussing it, I think that’s much less damaging.
So I think that’s the way forward, but it’s hard, because if you do stand up for somebody, it’s incredibly unpleasant.
(ジョン)うーん、私たちにできる事は、不公平であいまいな人格攻撃を見かけたとしたら、声を上げる事ではないでしょうか。
ジャスティンの時の問題は、誰も彼女を守ろうとしなかったという事です。
まるで、彼女は世界中を敵に回したかのようでした。
これは非常に大きな問題です。このような状況は、心に深い傷を残します。何万人もの人から「出ていけ!」と言われるのですから。
しかし、これは民主主義では当然の事ですが、人格攻撃の最中に色々な意見のおしゃべりがあれば、人々が議論していれば、彼女の心の傷はもっと浅く済んだと思います。
しかし、これは難しい事です。叩かれている誰かのために立ち上がれば、それは非常に不愉快な結果をもたらすでしょうから。
[Bruno]: So let’s talk about your experience, because you stood up by writing this book.
By the way, it’s mandatory reading for everybody, okay?
You stood up because the book actually puts the spotlight on shamers.
And I assume you didn’t only have friendly reactions on Twitter.
(ブルーノ)あなた自身の経験を訊いてもいいですか?あなたは本を書く事によって、立ち上がりました。
(会場に向かって)話は変わりますが、この本はこの会場にいる全員が読むべきですよ、分かりました?
さて、あなたは本を書いて、被害者にスポットライトを当てました。
おそらく、ツイッター上では反発も多かったのではないでしょうか?
[Jon]: It didn’t go down that well with some people.
(Laughter)
I mean, you don’t want to just concentrate — because lots of people understood, and were really nice about the book.
But yeah, for 30 years I’ve been writing stories about abuses of power, and when I say the powerful people over there in the military, or in the pharmaceutical industry, everybody applauds me.
As soon as I say,
“We are the powerful people abusing our power now,”
I get people saying,
“Well you must be a racist too.”
(ジョン)一部の人にとっては、あまり受け入れられなかったようですね。
(会場笑)
私が言いたいのは、一部の声を気にしすぎるな、という事です。多くの人々が理解してくれて、好意的な反応を示してくれました。
私は30年もの間、権力の濫用の話に関して、本を書いてきました。
権力を持った人々というのは、軍隊や製薬会社の事でした。
私の本には、皆が拍手を送ってくれました。
しかし私が、
「私たちは、力を手に入れてしまった。私たち自身が力の使い方を誤っている。」
と書くとすぐさま、
「まあな、お前も差別主義者だからな。」
という反応を受け取る事もあります。
16.インターネットはホラー映画のようなもの
(16:00)
[Bruno]: So the other night — yesterday — we were at dinner, and there were two discussions going on.
On one side you were talking with people around the table — and that was a nice, constructive discussion.
On the other, every time you turned to your phone, there is this deluge of insults.
(ブルーノ)昨夜、私たち(ジョンとブルーノを含むグループ)は夕食を取っていました。
そこでは、二つの議論が話し合われていました。
片方では、ジョンはとても建設的で友好的な議論をしていました。
一方では、ジョンが電話に向かうと、罵り合いの大洪水でした。
(Jon): Yeah. This happened last night.
We had like a TED dinner last night.
We were chatting and it was lovely and nice, and I decided to check Twitter.
Somebody said, “You are a white supremacist.”
And then I went back and had a nice conversation with somebody, and then I went back to Twitter, somebody said my very existence made the world a worse place.
My friend Adam Curtis says that maybe the Internet is like a John Carpenter movie from the 1980s, when eventually everyone will start screaming at each other and shooting each other, and then eventually everybody would flee to somewhere safer, and I’m starting to think of that as a really nice option.
(ジョン)そうですね。昨夜はそんな感じでしたね。
昨夜は、TEDのみんなで夕食を食べていました。
私たちはおしゃべりして、楽しい時間を過ごしていました。それから私はツイッターをチェックしてみました。
誰かが、「お前は白人至上主義者だ」と私につぶやいたのです。
それからまたテーブルでの友好的な議論に戻って、しばらくしてからまたまたツイッターを見てみると、今度はどこかの誰かが「お前の存在が世界を悪化させているんだ」ってつぶやいているのを見ました。
友人のアダム・カーティスが言うには、インターネットは80年代のジョン・カーペンター(ホラー映画の巨匠)の映画のようなものだそうです。
そこにいる全員が誰かに向かって罵声を浴びせていて、お互いを銃で撃ち合っている、と。最後には、もっと安全な場所を求めて、みんなそこから逃げ出すだろう、と言っていました。
それも悪くない考え方だな、と最近では思い始めています。
(動画終了)
感想
ツイッターの攻撃性・破壊性・危険性を、見事に伝えているスピーチです。
ジャスティンさんや同じような経験をした人の気持ちを思うと、何とも言えない気持ちになります。
攻撃されている人をかばおうとすると、その人も攻撃される。
学校の「いじめ」と全く同じ構造です。
「シェイミング」(shaming)を検索すると、
犯罪心理学のジョン・ブレイスウェイトのシェイミング理論:
「犯罪者本人に恥ずかしいと思わせることで、自らの更生をしやすくする事」
出展:Yahoo知恵袋
くらいしか出てきませんが、このスピーチで言っている「シェイミング」とは少し異なる気がしました。
本記事では、「シェイミング」(shaming)を「人格攻撃」と訳しました。
日本でも、
「誰かが何か失言をした」
という時に国全体が個人を袋叩きにする傾向があります。
誰か特定の個人を攻撃するような記事や報道を見た時、安易に同調するのではなく、本来の意図や相手の背景を理解しようと努める気持ちが重要だと、改めて考えさせられました。