この記事では、TOEICスコアを半年で200点上げるための効率的な学習方法についてお伝えします。
TOEICのスコアを1点上げるために必要な学習時間は、2時間~3時間と言われています。
TOEIC(R)試験の点数を上げるために必要な勉強時間:
400点から500点 ⇒ 200~250時間
500点から600点 ⇒ 250~300時間
600点から700点 ⇒ 300~350時間
※出展:SousPeak
TOEICのスコアを200点上げるためには約500時間。
一日2時間学習した場合、約250日間で達成できる計算です。
一年あればなんとか達成できそうな目標ですが、休日も計算に入れる必要があります。
仕事で疲れたり、病気になってしまったりして、勉強ができない日もあるはずです。
もう少し余裕のある学習計画を立てる必要があります。
いつでもどこでもリスニング
TOEICの試験問題は、「リーディング」と「リスニング」の2種類です。
(SWテストを除く)
英語に関してはリーディングよりもリスニングが苦手だと考えている人が多いですが、その分リスニング力は成長の余地が大きいとも言えます。
机に座って勉強をしていると数分で眠くなってしまうような人でも、通勤電車の中や、駅と自宅の間を歩いている時など、「ながら学習」であれば無理せずに継続することができます。
iPhoneをお持ちであれば、「Podcast」アプリで気になったチャンネルを片っ端から購読してみましょう。
英語の参考書に付属しているCDを、スマートフォンやミュージックプレイヤーに取り込んでみましょう。
1人で食事をしている時に、BGM代わりに英語を聴き流してみましょう。
分からない単語があってもかまいません。英語の音に耳を慣れさせることが重要です。
この方法なら仕事のある平日でも、無理せずに1~2時間リスニングの学習ができます。
一日5分でもリーディング
リーディングは、リスニングのように「ながら学習」をすることができません。
参考書などの読む対象と、分からない単語を調べるための辞書を用意する必要があります。
そして、机に向かっての勉強というものは、どうしても眠くなってしまうものです。
私も勉強を開始してからものの数分で眠りに落ちてしまったことが、何十回・何百回もあります。
眠ってしまわないための一つの方法は、「学習時間を短くすること」です。
10分でも5分かまいません。
短時間でもとにかく毎日英語の学習を続けていると、知識が効率的に定着するようになります。
この学習方法は、脳科学では「レミニセンス(追憶)現象」と呼ばれているものです。
一日6時間まとめて学習するよりは、2時間ずつ三日にかけて学習した方が、途中に睡眠が入るため、その間に記憶が整理整頓され、能率的に習得できるということにもつながる。
(中略)
更に、脳は睡眠の直前に取り込んだ情報を中心に処理するため、15分でもいいので、寝る直前に学習時間を確保するのが最も効率的。
リーディングの学習で眠ってしまわないためのもう一つの方法は、「移動中に英文を読むこと」です。
通勤電車の中でも、スマホでCNNやBBCなどのニュースサイトを読んだり、kindleなどの電子書籍端末で洋書を読むことは可能です。
また、電子端末であれば、分からない単語をクリックすれば辞書をすぐにひくことができるというメリットもあります。
自分に合った参考書を選ぶ
邪道かもしれませんが、TOEICにはスコアアップのためのテクニックがいくつか存在しています。
TOEIC900点越えに役立つ5つのテクニックと4つの習慣
そのようなテクニックを解説した参考書を読んだり、もしくはあなたが分かりやすいと思った参考書を読んだりすることで、単調なリスニングとリーディングの学習サイクルに変化を与えることができます。
英語の勉強に飽きたら、気分転換を兼ねて大型書店や図書館に出かけてみてください。
あなたの趣味に関する本を探すついでに、TOEICの参考書を手にしてみると新たな発見がきっと見つかります。