「海外就職に完璧な英語なんて必要ない!」
海外で働いている人たちの中には、このように言い切っている人たちも数多く存在しています。
彼ら・彼女らがなぜそう言い切れるのか、その理由を探ります。
まずは今ある英語力でチャレンジをしてみる
日系企業の東南アジア現地法人に応募する場合、日系の人材紹介会社(エージェント)に登録するケースが多いです。
その場合、
- 人材紹介会社へ登録
- 英文履歴書等を登録
- 求人を紹介してもらう
- 求人に応募する
- 書類選考通過
この5段階目までは、英語で話す必要がほとんどありません。
「完璧な英語が話せるようになるまで外に踏み出せない」と言って足踏みをしているだけでは、道は開けません。
現地で足りないと感じた時に、キャッチアップする努力をすることを前提に、まずは今ある英語力でチャレンジをしてみるという思い切りを持ってみてもいいかもしれません。少なくとも、TOEIC600点程度の人でも選択肢は開かれています。
※出展:英語ひろば
さすがに面接まで進んだ後は英会話が必要になりますが、それでもネイティブのような流暢な英語力は不要です。
- 英語で投げかけられた質問を理解しているか
- 質問の対する答えを完結に伝えられるか
上記2点が最も重要になります。
80%は日本語での業務
ベトナムにある日系人材紹介会社の現地法人で働いている方によると、業務の8割は日本語で事足りてしまうとのことです。
英語は、もちろんできるに越したことはありませんが、完璧にできていなければならないというものでもないと思います。たとえば、自分が担当している業務は、全体の80%は日本語で行っています。
※出展:東洋経済オンライン
もちろん、英語力や仕事上の専門スキルを持っているに越したことはないですが、チャンスの窓が開いているうちに飛び込む思い切りの良さも重要です。
日本人観光客を相手にする仕事
ハワイで日本人向けのツアーガイドとして働いている方がいます。
英語力にはまったく自信がないものの、日本語で日本人の相手をする仕事なので、仕事に特に支障はないと言います。
ツアーガイドは日本語だけで案内するので、全く問題なし。
(中略)
給料は月1800~1900(約23万円)。
※出展:語学上達のコツ
まとめ
英語力不足を理由として海外就職へ二の足を踏んでいる人にとっては、上記のような情報は勇気を与えてくれるものです。
英語力と仕事のスキルを同時に伸ばすことのできる海外就職は、日本での就職に前向きになれない人にとって、有望な選択肢の一つと言えます。
今後、さらなるグローバル化と移民労働者の受け入れが進んでいくにしたがって、海外就職の経験がある人材は貴重な存在になっていきます。
今から10年先を見通した時、海外就職に挑戦する価値は充分にあると言えるでしょう。