TOEFL向けの単語力を身につけるにはどうしたらよいか

TOEFLに限らず英語の資格試験で高得点を狙うのであれば、単語力(ボキャブラリー)を鍛えるのが一番の近道となります。
この記事では、TOEFLで高得点を取るための単語力を身につける方法について紹介します。

※出展:[改訂版]TOEFLテスト 一発で合格スコアをとる勉強法
(著:内宮慶一)

TOEFLスコアアップの4大原則

1. TOEFL用ボキャブラリーの重点的学習
2. 過去問の徹底的活用
3. 電子辞書の活用
4. リスニング改善のための5ステップ訓練法

スコアが上がる人と上がらない人の最大の違いは何でしょう?
それはずばり、ボキャブラリーです。

本書の著者も、ボキャブラリー(単語力)がスコアアップにとって極めて重要、と指摘しています。
単語力を上げるには、過去問や電子辞書の活用が欠かせません。

TOEFLで高得点を取るためには12000語レベルが必要

TOEFLでは12000語程度のボキャブラリーが必要と言うことが考えられます。
この見積もりは著名な言語学者ロバート・ラド博士が唱えていた「アメリカの大学で留学生がリーディングをこなしていくためには、最低1万語近く知っておく必要がある」という説と一致します。

※アルクの「標準語彙水準12000」
1000語レベル:speak
2000  〃 :familiar, instead, object, personal
4000  〃 :abstract
6000  〃 :idiom, perspective, scramble
7000  〃 :satire, spontaneous
9000  〃 :rearrange
12000 〃 :incongruous, juxtaposition
それ以上:irreverence, platitude

TOEFLで高得点を取るためには、12000語レベルの単語力が必要とされます。
上記「標準語彙水準12000」の12000語レベル「incongruous」、「juxtaposition」という単語をあなたは知っていましたか?

もし分からないのであれば、単語力を強化する必要があります。

一般的なボキャブラリーを増やすには

独学する場合は、まずETSが公表している過去問を購入して、ボキャブラリー問題として出題されている単語を選択肢も含めてすべて確認、暗記することから始めてください。

単語集はサプリメントのようなもので、効果は抜群なのですが、食事そのものの代用は出来ないということです。
「食事そのもの」にあたるのは、本物の問題を用いた学習であり、これには問題中に出てきた知らない単語を辞書で引いて覚えていく、という地道ですが決して避けて通ることはできない作業も含まれます。

専門的なボキャブラリーを増やすには

1.時間を測って問題を解く
2.答え合わせ
3.パッセージ中の未習語をすべて辞書で調べ、カードかノートに書きだす
4.分からない単語がなくなったら、文として意味が通じるか確認
5.繰り返す
6.ジャンル別単語集をつくる

まとめ

TOEFLで出題される単語は相当レベルが高く、専門分野の学習が欠かせません。
12000語レベルの単語力を身につけるにはかなりの努力が必要です。

しかしあなたが知的好奇心豊かな人であれば、専門的な単語を理解できるようになり、自らの知的領域が広がったことを楽しむことができるはずです。
TOEFLの問題を楽しめるようになれば、高得点は約束されたようなものです。