「思った事を、なかなかすぐに英語で言えない・・・」
日本語でならばいくらでも思った事を言えるのに、英語でそれができない理由は、単に慣れていないからです。
慣れるための事前準備(予習や復習)をしてみませんか?
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これまで見てきた内容は「肯定文」ですが、時には逆の意味を伝えたい場合もあると思います。
例えば、
It is hot today.
(今日は暑い)
※天気の事を表す場合は「It is …」と言います。
の逆の事を言いたい場合、
It is cold today.
(今日は寒い)
と言うこともできますが、この場合「hot」の逆の意味にあたる「cold」という単語を知っていないと表現できません。
また、
「寒い、というほどでもないけど、暑い、というほどでもない」
という風に「含み」を持たせた微妙なニュアンスを伝える事もできません。
こんな場合には、「not」をbe動詞の後ろに置いて否定文を作ります。
It is not hot today.
(今日は暑くはない)
また、「is not」は「isn’t」と略すことも可能です。
It isn’t hot today.
(今日は暑くはない)
「are not」は「aren’t」と略すことも可能です。
You aren’t stupid.
(あなたはバカではない)
ただし、「am not」は「amn’t」と略すことはできません。
「I’m not」と略すことは可能です。
I’m not clever.
(私は賢くはない)
be動詞の過去形を否定文にするには「was」を「wasn’t」(「was not」の短縮形)に変えます。
It wasn’t hot yesterday.
(昨日は暑くはなかった)
「were not」は「weren’t」と略します。
They weren’t in Tokyo last summer.
(彼らはこないだの夏、東京にはいなかった)
I love him.
(私は彼のことが大好きです)
上記を否定文にする場合、
「don’t」(do notの短縮形)を動詞の前に挟みます。
I don’t love him.
(私は彼を愛していません)
3人称単数を否定文にする場合、
「doesn’t」(does notの短縮形)を動詞の前に挟みます。
She doesn’t love me.
(彼女は私を愛していません)
現在進行形を否定文にするには、be動詞の後に「not」を追加します。
He is driving a car.
(彼は車を運転している)
↓↓↓
He isn’t driving a car.
(彼は車を運転していない)
過去形を否定文にするには以下の二つの事が必要です。
He pushed the button.
(彼はそのボタンを押した)
↓↓↓
He didn’t push the button.
(彼はそのボタンを押さなかった)
現在完了形を否定文にするには、「have」を「haven’t」に、「has」を「hasn’t」に置き換えます。
I have been to Chine.
(私は中国に行ったことがある)
↓↓↓
I haven’t been to Chine.
(私は中国に行ったことがない)
be動詞以外の動詞(verb)は「一般動詞」と呼ばれます。
I like her.
(私は彼女が好きだ)
上記例の「like(好きだ)」が動詞です。
前の章でも触れましたが、「I(私)」、「You(あなた)」以外の「He(彼)」、「She(彼女)」、「It(それ)」等は「3人称」と呼びます。
「3人称」で、
「単数形」で、
「現在形」の動詞の場合、
動詞の後ろに「s」を付けて変化させる必要があります。
これを「3単現のS」と呼びます。
例えば、
He likes her.
(彼は彼女が好きだ)
変化の方法は、名詞の複数形への変化とほぼ同様です。
He sleeps well.(彼はよく眠る)
She stops at a signal.(彼女は信号で止まる)
He eats a lot.(彼はたくさん食べる)
動詞の末尾が「o」「ch」「sh」で終わる場合、「es」を末尾に付けます。
She teaches English.(彼女は英語を教える)
He catches a ball.(彼はボールをキャッチする)
She goes to a library.(彼女は図書館へ行く)
動詞の末尾が子音+「y」で終わる場合、「y」を「ies」に変えます。
・fly(飛ぶ、飛行機で移動する) → flies
He flies to London. (彼はロンドンへ飛ぶ)
・study(勉強する) → studies
She studies well. (彼女はよく勉強する)
子音とは、母音(a, i, u, e, o)以外のアルファベットの事です。
例えば、「play」は「plaies」とはなりません。
He plays tennis. (彼はテニスをする)
She has a daughter. (彼女には娘がいる)
動詞には、
(present)
(present continuous)
(past)
(present perfect)
という主に4つのパターンがあります。
現在形だけでは表現に限界があります。
日記を書くときは過去形が必要ですし、
「今現在~~をしている」という状態を強調するには現在進行形が必要です。
「~~したことがある」という体験を表すには現在完了形が必要です。
現在進行形は、動詞の末尾に「ing」を付けます。
I am walking.
(私は歩いている)
be動詞は「’(アポストロフィー)」で省略可能です。
I‘m walking.
末尾が「e」で終わる動詞の場合は、「e」を「ing」と置き換えます。
・drive(運転する) → driving
He is driving a car.
(彼は車を運転している)
・write(書く) → writing
She is writing a diary.
(彼女は日記を書いている)
過去形は、基本的には動詞の末尾に「d」または「ed」を付けます。
しかしながら、それ以外の不規則な変化をする動詞も多いです。
動詞の現在形と過去形の例をいくつか挙げてみます。
現在形 | 過去形 | 例文 |
---|---|---|
escape(逃げる) | escaped(逃げた) |
You escaped. (あなたは逃げた) |
push(押す) | pushed(押した) |
He pushed the button. (彼はそのボタンを押した) |
drop(落とす) | dropped(落とした) |
She dropped a ball. (彼女はボールを落とした) |
cry(泣く) | cried(泣いた) |
The boy cried loudly. (その少年は大きな声で泣いた) |
eat(食べる) | ate(食べた) |
I ate an orange. (私はオレンジを一つ食べた) |
drink(飲む) | drank(飲んだ) |
She drank a glass of water. (彼女はグラス1杯の水を飲んだ) |
go(行く) | went(行った) |
He went to the beach. (彼はビーチへ行った) |
「drop(落とす)」のように、「アクセントのある短母音+子音」で終わる動詞の場合、末尾の子音を追加しその後に「ed」を追加します。
「cry(泣く)」のように、「子音+y」で終わる動詞の場合、「y」を「ied」に変化させます。
「eat」より下は不規則変化です。
これらは覚えるしかありません。
「現在完了形」は、「~~したことがある」という経験を表す用法、「長い間~~をしている」という継続を表す用法の二つが主です。
現在完了形は、
「have(has)」+「過去分詞(past participle)」
で構成されます。
I have never been to China.
(私は中国に一度も行ったことが無い)
過去分詞は、動詞の過去形と同じ形を使う場合も多いですが、不規則に変化する場合も多いです。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
escape(逃げる) | escaped | escaped |
have(持っている) | had | had |
teach(教える) | taught | taught |
win(勝つ) | won | won |
get(手に入れる) | got | gotten |
run(走る) | ran | run |
am / are / is(be動詞) | was / were / was | been |
I have waited for you since you left.
(あなたがいなくなってから、私はずっと待っていた)
She has always been at your side.
(彼女はずっとあなたのそばにいた)
過去進行形, 過去完了形はこの章では省略します。
「I」、「you」、「he」、「it」などの代名詞は場合によって形が変化します。
例えば、
I am Japanese.
(私は日本人です)
と、
He comes to my house.
(彼は私の家に来る)
と、
She knows me.
(彼女は私を知っています)
の3つの文では、
同じ「私」という代名詞が使われていますが、
はじめの文では「I」、
次の文では「my」、
最後の文では「me」、
という別の単語を使っています。
(subjective)
I am Japanese.
(私は日本人です)
「I」は「主格」にあたります。
「~は」という風に、主語として用いられます。
(possessive)
He comes to my house.
(彼は私の家に来る)
「my」は所有格です。
誰の物なのかという事を示します。
objective(accusative, dative)
She knows me.
(彼女は私を知っています)
「me」は目的格です。
目的語として用いられます。
上記3種以外にも、「~のもの」という意味の「所有代名詞」という形もあります。
This car is mine.
(この車は私のものです)
それでは、各代名詞の変化形をまとめて一覧にしてみます。
主格 ~は |
所有格 ~の |
目的格 ~を、~に |
所有代名詞 ~のもの |
|
私 | I | my | me | mine |
あなた | you | your | you | yours |
彼 | he | his | him | his |
彼女 | she | her | her | hers |
Mike (マイク:人の名前) |
Mike | Mike‘s | Mike | Mike‘s |
それ | it | its | it | なし |
これ | this | this (この) |
this | なし |
あれ | that | that (あの) |
that | なし |
私たち | we | our | us | ours |
あなたたち | you | your | you | yours |
彼ら 彼女ら それら |
they | their | them | theirs |
これら | these | these (これらの) |
these | なし |
あれら | those | those (あれらの) |
those | なし |
英語では、基本的に単数形と複数形で名詞の形が異なります。
ただし、中には例外的に、単数形と複数形が同じ形の名詞もあります。
大部分の名詞は、末尾に「s」を付ける事で複数形になります。
単数形 | 複数形 |
---|---|
computer(コンピュータ) | computers |
boy(少年) | boys |
pencil(鉛筆) | pencils |
末尾が「ch」「sh」「x」「s」「z」で終わる名詞の場合は、「es」を末尾に付けます。
単数形 | 複数形 |
---|---|
speech(スピーチ) | speeches |
wish(願い事) | wishes |
box(箱) | boxes |
glass(ガラス、コップ) |
glasses (「眼鏡」という意味もあります) |
jazz(ジャズ音楽) | jazzes |
末尾が「f」「fe」で終わる場合、「f」「fe」を「ves」で置き換えます。
単数形 | 複数形 |
---|---|
wolf(オオカミ) | wolves |
knife(ナイフ) | knives |
末尾が「子音」+「y」で終わる場合、「y」を「ies」で置き換えます。
単数形 | 複数形 |
---|---|
party(パーティー) | parties |
lady(婦人) | ladies |
duty(義務) | duties |
単数形 | 複数形 |
---|---|
man(男、人) | men |
woman(女性) | women |
child(子供) | children |
midium(手段、中間) | media |
mouse(ネズミ) | mice |
単数形と複数形が同じ名詞もあります。
単数形 | 複数形 |
---|---|
fish(魚) | fish |
sheep(羊) | sheep |
代名詞にも単数形と複数形があります。
単数形 | 複数形 |
---|---|
this(これ) | these(これら) |
that(あれ) | those(あれら) |
it(それ) | they(それら) |
I(私) | We(私たち) |
you(あなた) | you(あなたたち) |
he(彼) | they(彼ら) |
she(彼女) | they(彼女ら) |
複数という概念が無い名詞もあります。
例:
water(水), tea(紅茶), sugar(砂糖)
be動詞は、日本語の「です」「ます」にあたる動詞ですが、主語(subjective)と名詞(noun)を結び付ける役割を果たします。
I am a student.
(私は学生です)
上記では「I(私)」という主語と、「student(学生)」という名詞を結び付けています。
「I」という主語に対するbe動詞は「am」です。
「I」の事は「1人称」と言います。
また、「I」は文の頭以外で現れても、必ず大文字で書きます。
You are beautiful.
(あなたは美しい)
この場合、「You(あなた)」という主語と、「beautiful(美しい)」という形容詞を結び付けています。
※「形容詞(adjective))」とは、「美しい」「熱い」「黒い」などの性質や状態を表す単語です。
「You(あなた)」に対するbe動詞は「are」です。
この場合、be動詞は必ずしも「です」「ます」と訳されず、あくまで主語と形容詞を結びつける役割に徹しています。
「You(あなた)」の事は「2人称」と言います。
「I」以外の名詞は、文の頭に現れた時だけ1文字目を大文字で書きます。
文中に現れた時には、小文字で用います。
He is clever.
(彼は賢い)
「He(彼)」に対するbe動詞は「is」です。
そのほか、「She(彼女)」、「It(それ)」、「This(これ)」、「That(あれ)」、「America(アメリカ)」、「A chair(イス:単数形)」なども「is」を使います。
要するに、
と理解すればOKです。
ただし、複数形に対してはareを使います。
We are friends.
(私たちは友達です)
「I(私)」、「You(あなた)」以外の「He(彼)」、「She(彼女)」、「It(それ)」等を「3人称」と呼びます。
主語 | be動詞 | 例文 |
---|---|---|
I | am | I am a student. |
You | are | You are beautiful. |
He(She、It等も) | is | He is clever. |
主語 | be動詞 | 例文 |
---|---|---|
We(私たち) | are | We are friends. |
You(あなたたち) ※単数の「You(あなた)」と同じ |
are |
You are doctors. (あなたたちは医者です) ※複数形は名詞の末尾に「s」を付けます。 特殊な変化については後の章で触れます。 |
They(彼ら、彼女ら、それら) | are |
They are sisters. (彼女たちは姉妹だ) |
be動詞は主語にくっつけて短縮することが可能です。
慣れてきたら短縮してみましょう。
I am a student.
これを短縮するには
という手順で短縮します。
I‘m a student.
このようになります。
内容は変わりませんが、短縮系の方が口語に近く自然な響きになります。
その他のbe動詞は以下のようになります。
You are beautiful.
You‘re beautiful.
He is clever.
He‘s clever.
上で見てきたbe動詞は「現在形」です。
過去の事を表すには、「過去形」を用いる必要があります。
現在形 | 過去形 | 例文 |
---|---|---|
I am | I was |
I was wrong. (私は間違っていた) |
You are | You were |
You were right. (あなたは正しかった) |
She is | She was |
She was fat. (彼女はデブだった) |
We are | We were |
We were enemies. (私たちは敵同士だった) |
They are | They were |
They were rich. (彼らは金持ちだった) |
ただし、複数形に対してはwereを使います。