CHUCK – シーズン2ディスク5エピソード2
– “Chuck Versus the DeLorean”より
この回の主なプロット:
- 【ミッション】アラブの石油王アマドの銀行口座を突き止める
- モーガン、デヴォンから金を借りる
- サラの父親ジャック登場
Phrase 1: “all for”
「賛成」5分31秒
(Sarah) I told you. It’s personal.
(Chuck) I know, I know, but I flashed.
Look, I’m all for a little time off, and God knows you deserve it.
But you should know the much, much, much older gentleman that you’re having dinner with is a bad man.
(Sarah) Chuck—.
(Chuck) Let me finish. The guy is a total loser, alright?
Absolute bottom-feeding scum of the earth, have I mentioned considerably older man?
(サラ)「言ったでしょ。これは個人的な用事なの。」
(チャック)「分かってる、分かってるよ、でもフラッシュしたんだ。
いいかい、僕は休暇に賛成だよ。君は充分働いてる。
でも、知っておいて欲しいんだ。君が一緒に食事している、すっごい、すっごい、すごーーーい年上の紳士は、悪党なんだ。
間違いなく地球で最低のたかり野郎で、言ったっけ、とてつもなく年上だって?」
“all for”は、後に続く名詞に対して、「賛成」という意味です。
そのあとに出てくる
“bottom-feeding scum”
もなかなか興味深いフレーズです。
「食物連鎖の最底辺のクズ」と理解することもできますが、”bottom feeder”(地面に落ちてるものを食べる=タダ飯食らい)のニュアンスの方が近い気がします。
しかし、好きな人の父親にこんな事を言ってしまったら、「いたたまれない」どころの騒ぎでは済まないでしょうね。
Phrase 2: “rock the boat”
「面倒を起こす」「余計な事をする」(9分30秒)
(Morgan) Anna asked me to get an apartment together.
(Devon) Whoa. Big step, little man. All right.
(Morgan) I don’t know about all right.
You know what, man? I just don’t think I’m ready for that.
Things are good with us, you know.
Why rock the boat?
(モーガン)「アナが一緒に部屋を借りようって言うんだ」
(デヴォン)「おいおい。大きな一歩じゃないか、おチビさん。でかした。」
(モーガン)「いい事なのかどうか。
だってさ、まだ俺には早すぎると思うんだよ。
なんだって面倒を起こす必要があるんだ?」
“rock the boat”は、そのまま訳すと「ボートを揺らす」ですが、
「面倒を起こす」「余計な事をする」という意味になります。
海や川の上で「ボートを揺らす」と危険ですよね?
転覆したり、落ちてしまう人が出るかもしれません。
モーガンはまだ責任を取りたくないし、現状を変えたくないので、アナの提案を快く思っていません。
それで”Why rock the boat?”と叫んだというわけです。
Phrase 3: “have one’s moments”
「勘が良い時がある」(15分07秒)
(Chuck) You think your dad bought us as a couple?
He is a pretty sharp guy.
(Sarah) He has his moments.
(Chuck) Maybe we should amp up the PDA.
Try and sell it a litte better.
(チャック)「君のお父さん、僕らのこと恋人だって信じたかな?
彼はかなりのやり手みたいだね。」
(サラ)「父さんは勘が良い時があるのよね。」
(チャック)「もう少し、カップルっぽくイチャついておく?
その方が信憑性があると思うし。」
“have one’s moments”は、「勘が当たる時がある」「鋭い時がある」という意味です。
そのあとにチャックが言っている「PDA」は、懐かしのザウルスとかの「Personal Degital Assistance」(個人用デジタル機器)の事ではありません。
“Public Displays of Affection”の事で、カップルの仲の良さを示すためのキスやボディタッチなどの事です。
“amp up”は、オーディオ機器のボリュームを上げるように、「強める」「ペースを上げる」という意味です。