be動詞は、日本語の「です」「ます」にあたる動詞ですが、主語(subjective)と名詞(noun)を結び付ける役割を果たします。
1) am
I am a student.
(私は学生です)
上記では「I(私)」という主語と、「student(学生)」という名詞を結び付けています。
「I」という主語に対するbe動詞は「am」です。
「I」の事は「1人称」と言います。
また、「I」は文の頭以外で現れても、必ず大文字で書きます。
2) are
You are beautiful.
(あなたは美しい)
この場合、「You(あなた)」という主語と、「beautiful(美しい)」という形容詞を結び付けています。
※「形容詞(adjective))」とは、「美しい」「熱い」「黒い」などの性質や状態を表す単語です。
「You(あなた)」に対するbe動詞は「are」です。
この場合、be動詞は必ずしも「です」「ます」と訳されず、あくまで主語と形容詞を結びつける役割に徹しています。
「You(あなた)」の事は「2人称」と言います。
「I」以外の名詞は、文の頭に現れた時だけ1文字目を大文字で書きます。
文中に現れた時には、小文字で用います。
3) is
He is clever.
(彼は賢い)
「He(彼)」に対するbe動詞は「is」です。
そのほか、「She(彼女)」、「It(それ)」、「This(これ)」、「That(あれ)」、「America(アメリカ)」、「A chair(イス:単数形)」なども「is」を使います。
要するに、
「I(私)」、「You(あなた)」以外には「is」を使う
と理解すればOKです。
ただし、複数形に対してはareを使います。
We are friends.
(私たちは友達です)
「I(私)」、「You(あなた)」以外の「He(彼)」、「She(彼女)」、「It(それ)」等を「3人称」と呼びます。
4) 主語とbe動詞の関係:まとめ
単数形:
主語 | be動詞 | 例文 |
---|---|---|
I | am | I am a student. |
You | are | You are beautiful. |
He(She、It等も) | is | He is clever. |
複数形:
主語 | be動詞 | 例文 |
---|---|---|
We(私たち) | are | We are friends. |
You(あなたたち) ※単数の「You(あなた)」と同じ |
are |
You are doctors. (あなたたちは医者です) ※複数形は名詞の末尾に「s」を付けます。 特殊な変化については後の章で触れます。 |
They(彼ら、彼女ら、それら) | are |
They are sisters. (彼女たちは姉妹だ) |
5) 短縮形
be動詞は主語にくっつけて短縮することが可能です。
慣れてきたら短縮してみましょう。
基本形
I am a student.
これを短縮するには
- 1)「I」と「am」の間のスペースを取り除く
- 2)スペースの代わりに「’(アポストロフィー)」を挿入
- 3)「am」の1文字目の「a」と省略し、「m」だけにする。
という手順で短縮します。
短縮形:
I‘m a student.
このようになります。
内容は変わりませんが、短縮系の方が口語に近く自然な響きになります。
その他のbe動詞は以下のようになります。
基本形:
You are beautiful.
↓↓↓
短縮形:
You‘re beautiful.
基本形:
He is clever.
↓↓↓
短縮形:
He‘s clever.
6) 過去形
上で見てきたbe動詞は「現在形」です。
過去の事を表すには、「過去形」を用いる必要があります。
現在形 | 過去形 | 例文 |
---|---|---|
I am | I was |
I was wrong. (私は間違っていた) |
You are | You were |
You were right. (あなたは正しかった) |
She is | She was |
She was fat. (彼女はデブだった) |
We are | We were |
We were enemies. (私たちは敵同士だった) |
They are | They were |
They were rich. (彼らは金持ちだった) |
「You(あなた)」以外には「was」を使います。
ただし、複数形に対してはwereを使います。