「英語を使う必要性が無いと、英語力は上達しない」というジレンマ

recruit
社会人が英語学習を継続できない理由」という調査レポート(リクルート組織行動研究所)を読みました。

内容を要約するなら、
「英語を使う必要性が無いと、英語力は上達しない(しにくい)」
という事になると思います。

ある程度英語力が無ければ英語を使う業務を任せてもらう事自体難しいですが、そもそも英語力を身に付けるためには、業務上で英語を使う必要性がある、と。

ニワトリが先か、卵が先か、というような話です。

チャンスを掴むためには日々の地道な努力が必要という事で、一般的な話のような気もします。

「社会人の英語学習実態調査」という関連レポートには、

大学まで英語教育を受けた人が仕事上でNon-Nativeとして十分コミュニケーションできるようになるには、「1000~3000時間」必要が最多

という集計結果があります。

最低ラインの「1,000時間」で考えると、

  • 一日5時間の学習時間なら200日(7か月弱
  • 一日3時間の学習時間なら333日(11か月強
  • 一日1時間の学習時間なら1,000日(3年

という期間が必要になります(毎日続ける前提)。

知人に
「どのくらいで英語話せるようになりますか?」
と尋ねられたことがあり、
『早ければ半年くらい?』
と答えたのですが、
「ウソだ!」
と言われて話が終わりました。

確かに、1日5~6時間の勉強を半年も続けるのは、仕事で使う必要性でもない限り、難しいかもしれません。

今後同じような質問をされる事があれば、この調査結果をもとに答えるようにしたいと思います。