英語力があると転職が有利になる職種が、いくつか存在しています。
※基本的には英語力以外の業務能力や経験が必須です。
この記事では、英語ができると転職が(比較的)有利になる3つの職種について、求人内容を見てみます。
金融、医療、エンジニア
- 金融
- 医療
- エンジニア
上記3つの職種では、英語を重視した求人が比較的に多く見られます。
転職成功率も高くなっています。
※出展:DODA
金融の求人例
ポジション | 語学力 |
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国内および外資系の金融機関を対象としたビジネス。 ITアドバイザリー |
ビジネスレベルの英語能力尚可。英語(上級レベル) |
外資損害保険企業様向けProject。 サービスデリバリーグループにおけるコンサルタント |
英語能力はあれば尚可。 |
経営・戦略コンサルタント。 法人営業 |
英語中級 |
※出展:indeed
金融業界では市場が日本に限定されない場合が多く、「英語ができれば尚可」となっている求人が多いです。
外国人投資家が増加している時代背景もあり、これまで日本国内の顧客が主な取引相手だった不動産金融や国内証券会社でも、英語ニーズが高まっています。
求人の一覧を見ていて、「英語必須」という求人が少ない印象も受けました。「英語必須」と書いてしまうと、「英語さえできれば、業務経験が少なくても雇ってもらえるかも!」という残念な候補者が集まってしまうので、「尚可」に変えたのかもしれません。真相は分かりませんが。
医療の求人例
ポジション | 語学力 |
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外資系製薬メーカーにてビジネスアナリスト | 感染症領域の海外文献・海外学会スライドが理解できる程度の英語力・知識必須。 |
外資系CROにて人事マネージャー | 英語力(TOEIC 730点以上)、英語でのコミュニケーション必須、外資系企業での就業経験者。 |
外資系大手CROにて医師 | ビジネスレベルの英語力。 |
医療業界の経験が既にある方で、、臨床開発モニター(CRA)、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)などへのキャリアアップを果たす場合に英語が必要となるケースが多いです。
エンジニアの求人例
ポジション | 語学力 |
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車両用制御装置、列車用保安装置、交通システムの案件取りまとめ、設計・開発 | TOEIC600点程度の英語力。 |
自社ERPパッケージソフト「COMPANY」に関わる業務全般 | グローバルで活躍できる実力を身に付けたい方 |
情報収集~企画、提案、サポート | 英会話能力は必須ではありません。ただし英語が嫌いでない方。 |
※出展:リクナビNEXT
エンジニアの求人に関しては、英語を求める傾向はそれほど強くないです。
英語のできるエンジニア自体の絶対数が少ないため、英語を条件としてしまうと求人が集まらなくなってしまうという側面もあります。
また、英語力よりも開発力・技術力がしっかりしている候補者に来てほしいという、採用者側の思惑もあると考えられます。
裏を返せば、技術力・経験がしっかりしているエンジニアが英語も身につければ、「鬼に金棒」と言うこともできます。転職先は選び放題とも言えます。
まとめ:英語力はあくまで「アシスト役」
以上、
- 金融
- 医療
- エンジニア
という、英語ができると転職に有利な3つの職種を見てきました。
英語力よりも業務遂行能力の方が重要であることは周知の事実です。
英語力の向上と同時に、通常業務の知識・実績を地道に上げていくことが何よりも大切です。