FRIENDS – シーズン10ディスク6エピソード3
– “The Last One – Part 2″より
(出展:Warner Bros. Entertainment Inc.)
この回の主なプロット:
- (続)ロスがレイチェルを引き留めようとする
- モニカとチャンドラーの引っ越し
Phrase 1: “birdcalls”
(Joey) Wait! You hear that?
They’re in the table!
(Chandler) That can’t be good.
(Joey) We gotta get them out of there!
(Chandler) How?
(Joey) Maybe we can lure them out.
You know any birdcalls?
(Chandler) Oh, tons. I’m quite the woodsman.
(ジョーイ)「待て!聞こえたか?
あいつらはテーブルの中だ!」
(チャンドラー)「そいつはマズイぞ。」
(ジョーイ)「出してやらなきゃ!」
(チャンドラー)「どうやってだ?」
(ジョーイ)「おびき出してやればいい。
鳥の鳴きまねできる?」
(チャンドラー)「ああ。もちろんだ。俺は森を知り尽くした男だからな。」
“birdcalls”は「鳥の鳴きまね」という意味です。
小鳥たちを助け出すためのジョーイのマヌケなアイデアですが、チャンドラーも負けじとボケ返しています。
Phrase 2: “cop show”
(Phoebe) Ross, where are you going?
(Ross) To talk to Rachel.
Isn’t that why we took a ride in the death cab?
(Phoebe) What are you just gonna walk up to her at the gate?
Have you never chased anyone through the airport before?
(Ross) Not since my cop show got cancelled.
(Phoebe) You have to get a ticket to get past security.
(フィービー)「ロス、どこ行くのよ?」
(ロス)「レイチェルに話に行くんだろ。
死のタクシーに乗ってわざわざここまで来たのはそのためだろ?」
(フィービー)「手ぶらで搭乗口まで行ったって何もできないわよ。
空港で誰かを追いかけた事ある?」
(ロス)「俺の好きだった刑事ドラマが打ち切られてからは無いよ。」
(フィービー)「警備を通るには搭乗券が必要よ。」
“cop show”は「刑事ドラマ」の事です。
刑事が空港の警備をくぐりぬけて犯人を追っているシーンが目に浮かびます。
そしてフィービーは意外と冷静です。
Phrase 3: “a frigging steal”
(Chandler) Look around, you guys.
This was your first home.
And it was a happy place filled with love and laughter.
But more important, because of rent control, it was a frigging steal.
(チャンドラー)「見てごらん、君たち。
ここが君たちが初めて住んだ家だよ。
とても楽しくて、愛情と笑い声で満たされた場所だったんだ。
でももっと重要なのは、家賃統制のおかげで、バカみたいに安い家賃だったって事なんだ。」
“steal”は普通は「盗む」という動詞ですが、“a steal”という名詞になることもできます。
名詞の場合、「格安品」「ただみたいなもの」という意味です。
チャンドラーはそこにさらに“frigging”(恐ろしい、ひどい)を付加して、「とんでもなく安いもの」「バカみたいに安いもの」という意味で使っています。
“rent control”は、賃貸住宅の住人の権利を守るため、家賃の値上げなどを規制する法律の事です。
「Friends」はこの回で最終回ですが、20周年イベントや、他のドラマへの出演など、終了後もたまに話題に上ることがあるようです。
ちなみにDVDの字幕はスペースの都合上か、短縮されたり省略されたりしていて、明らかに音声と異なる場合があります。
そんな時は、以下のようなスクリプトを掲載しているサイトで照合すると、理解の向上に役立ちます。
– “Crazy For Friends”