「ドナルド・トランプはもう終わりだ」と言われるたびに支持率は上昇|Donald Trump FULL Interview on Hannity – August 11, 2015 – Fox News | transcripts(日本語訳)

HANNITY: Mr. Trump, great to see you again. How are you?

DONALD: Thank you.

(ハニティ)トランプさん、またお会いできて光栄です。
(ドナルド)こちらこそ。

1.討論番組の結果、トランプ氏が支持率1位に

HANNITY: All right, let’s start with the elephant in the room.
The Fox issue is resolved?
And how did that come about?

TRUMP: Well, I have a great relationship with Roger Ailes.
And actually, I didn’t understand what went wrong because I felt it wasn’t really — I was not treated fairly.
And Roger called me the other day, and it’s absolutely fine.

(ハニティ)それでは、誰もが気になっている事から始めましょう。
フォックス社との問題は解決されましたか?
いかがでしょうか。
(トランプ)ええ。ロジャー・エイルズ(※FOX社会長)とは非常に良好な関係を保っています。
実際の所、何が問題なのか私には理解できませんでした。私はまったくと言っていいほど、公平に扱われていないと感じていましたから。
ロジャーは先日電話してきてくれました。何の問題もありませんよ。

参考:

HANNITY: Let’s go to the polls.
Two new polls out today.
One shows you up in Iowa.
And other shows you up in New Hampshire by a pretty significant margin.
You had a poll yesterday that showed you up in Iowa.
National polls, you went up in the NBC poll, all post-debate.
What do you make of that? Why — why…

(ハニティ)世論調査の結果を見てみましょう。
本日、最新の世論調査の結果が出ました。
アイオワ州では、あなたの支持率がトップです。
ニュー・ハンプシャー州でも、大差をつけてあなたが首位に立っています。
昨日の世論調査でも同様でした。
全国世論調査でも、NBCの調査でも。討論番組の放送後でも変わりありません。
どう思われますか?

TRUMP: Well, I think I won the debate.
I mean, everybody tells me I won the debate.
They did polls of the debate itself, and I was in the 60s and 70 percentages, and I think that I won the debate.
I loved doing it, in a certain way.

I will say this for the last time.
I don’t think I was treated fairly, but these are minor details.
And I really had a good time doing it.

(トランプ)そうですね。私は討論に勝ったのだと思います。
誰に聞いても、皆そう言っています。
討論番組に関する世論調査では、60~70%の人が私を支持していました。だから、私は勝ったと感じています。
私は勝つことが好きです。
最後にもう一度だけ言います。
討論番組で、私は公平に扱われなかったと感じています。でもこれは些細なことです。
私は討論を心から楽しんでいましたから。

It was very interesting.
I’ve never done a debate before like that.
My life has been a debate, but I’ve never done officially a debate.

And it was really great.
I got to know the candidates, and I got to like some of them a lot.
I think they’re terrific people, and others probably not as much. But that’s the way life goes.

(トランプ)非常に興味深い経験でした。
あのような討論は初めての経験です。
私の人生は討論の連続でした。それでも、あのような公式な討論は初めてです。
とても楽しい経験でした。
他の候補者を知ることができましたし、中にはとても好感を持てる人たちもいました。
皆さん、素晴らしい方々です。他の人たちはそうでもありませんが。もちろん、人生にはこういったことはつきものです。

2.「ドナルド・トランプはもう終わりだ」と言われるたびに支持率は上昇

HANNITY: You seem to be defying political gravity, if you will.
A lot of people predicted after the immigration comment, Oh, that’s the end of Donald Trump, or the McCain comment, or any of the controversies, and the opposite happens.
The polls go up, they don’t go down. How do you explain that?

(ハニティ)あなたは、政治の世界の慣習に立ち向かっているように見えました。
移民に関するあなたのコメント(※1)や、マケイン氏に関するコメント(※2)、その他の論争を見て多くの人々が、「ドナルド・トランプはもう終わりだ」と予想しました。
しかし、結果は逆でした。
世論調査では、あなたの支持は下落せず、上昇しています。なぜでしょう?

※1:6月16日の大統領選挙立候補発表の際、移民に関して、
「メキシコは、麻薬密売人や、犯罪者や、レイプ犯をアメリカに送り込んできている」
とトランプ氏は発言。
その後、
「メキシコ政府は、自国で手に負えなくなった犯罪者を厄介払いのため、アメリカに送り返している、という事を言ったまで。国境警備隊からも、そう話を聞いている。一部の不法移民の事を言っただけなのに、メディアは発言の一部を切り取って不当に印象操作をしている」と反論。
参考:

※2:上院議員のマケイン氏は、ベトナム戦争で5年間の捕虜生活を耐え抜いた経歴を持っているが、トランプ氏が「捕虜になった人よりも、捕虜にならなかった人の方が、英雄と呼ぶにふさわしい」と発言したことに関して。
発言後の批判に対して、トランプ氏は「多くの退役軍人が経済的・医療的困難で苦しんでいる。彼らこそ敬意を持って扱われるべきだと言いたかっただけ」と反論。
参考:

TRUMP: Well, if you look at the immigration, it was illegal immigration, and that was my comment.
And the media really covered me incorrectly.
They talked about Mexican, they talked about — I mean, they almost made things up.

(トランプ)そうですね、移民の件に関して私は「不法な」移民のことを言ったのです。
メディアは私の意図を不当に伝えました。
彼らはメキシコ人の話にすり替えました。つまり、メディアは話をでっち上げたのです。

But my real comment was illegal immigration, and that turned out to be a big factor.
And then you had, sadly, the killing of Kate in San Francisco, which was horrendous, with somebody that came into the country not once but five times and…

(トランプ)実際、私の発言は不法移民に関してものです。これは大きな違いです。
悲しいことですが、サンフランシスコでのケイトさんの殺害事件は、恐ろしいものでした。
犯人は、一度ならず五度もアメリカに・・・。

HANNITY: Illegally.

TRUMP: Illegally. Totally illegally.
And just last night and yesterday, you had a horrible killing where that same thing with the illegal, where a 66-year-old woman who was raped — from the military, who was raped and beaten and tortured by this animal.
And all of a sudden, you know, people are seeing these horrible crimes that are being committed by illegal…

(ハニティ)「不法に」入国していました。
(トランプ)「不法に」です。全くその通りです。
昨夜、ひどい殺人事件がありました。この事件も不法な移民によるものです。
66歳の女性が強姦され、殴られ、拷問されたのです。この悪魔のような男によって。
人々は気付きました。このような恐るべき犯罪が不法な移民によって行われている事に。

HANNITY: Six hundred and forty-two thousand crimes…

TRUMP: Oh, it’s terrible.

(ハニティ)640,000(64万)件にものぼる犯罪数です。
(トランプ)ひどい話です。

HANNITY: … in Texas alone since 2008.

TRUMP: And that — that whole issue, I don’t think you’d even be discussing it right now if it wasn’t for me.
So people realized I was right.

(ハニティ)この数字は2008年のもので、テキサス州一州だけに限った数値です。
(トランプ)この問題は、私が指摘していなければ全く話題にのぼっていなかったでしょう。
国民は、私が正しかったことに気付いたのです。

And people that you would never think called me and apologized for what they said.
So that worked out.
I mean, unfortunately they haven’t solved the problem, but in terms of myself, people said he called it right.

(トランプ)そして、私を非難した人たちは謝罪もしませんでしたし、連絡もしてきませんでした。
そんなものです。
残念ながら彼らは問題を解決してきませんでした。私に関して言えば、人々は私が正しかったと言っています。

The McCain — I equate that with the vets because John McCain and the establishment in Washington has treated the vets so badly.
You know, two weeks ago on Wednesday, they had the longest wait in the history of the Veterans Administration.
If you’re waiting for a doctor, they waited for a longer period of time — and I’m talking about days.
You go to a doctor, you wait for 20 minutes, you’re upset, right?

(トランプ)マケインの件も同じです。私はマケインを退役軍人との引き合いに出したのです。
ジョン・マケインとワシントンの政治家たちは、退役軍人を正当に扱ってきませんでした。
二週間前の水曜日、退役軍人たちは復員軍人援護局(※)が始まって以来、最も長い時間待たされることになりました。
医者に診てもらうために、彼らは長い間待っていました。長い間というのは、何日も待たされるということです。
もし医者に行って、20分も待たされたらそれだけでも気分が悪いでしょう?

※退役軍人に医療や給付を提供するアメリカの役所。

HANNITY: Right.

TRUMP: They’re waiting days and days, sometimes six days, seven days.
In one case, they waited five days, and when he finally got to a doctor, he said, I’m sorry, I’m going on vacation now.

We can’t let this happen to the vets. And I…

(ハニティ)そうですね。
(トランプ)彼らは来る日も来る日も待たされていました。時には6日も7日も。
こんなことがありました。五日間待たされた後、やっと医者に診てもらえると思ったら、医者はこう言いました。
「悪いけど、これから休暇なんだ」
こんなことは許されるべきではありません。

HANNITY: They deserve better.

TRUMP: … equate John McCain with the vets because he’s been, you know, one of the people in charge, and he’s done a very poor job.
And the last incident, we won’t even discuss, but I think that I didn’t say anything wrong.

HANNITY: Let me ask you — you keep talking about leverage as it relates to the third party issue.

TRUMP: Yes.

(ハニティ)彼らはもっと尊重されるべきだと。
(トランプ)私はマケインを退役軍人と同列に扱っただけです。なぜならマケインは元軍人です。責任者の一人でした。あまり良い上官ではなかったですが。
私の発言に関しては、私たちはお互いに意見を交換していません。しかし、私は間違った事は言っていないと思います。
(ハニティ)質問していいでしょうか。あなたは第三勢力としての立候補の可能性を捨ててはいません。
(トランプ)はい。

3.共和党候補として選出されなかった場合の対応について

HANNITY: Let’s assume you’re treated fairly in the process, you didn’t win the nomination.
At that point, you would support the Republican candidate.

TRUMP: That’s true. That’s true.
Now, I’d also like to see a candidate that I like and that I respect and that I agree with, OK?
I’d never go to the other side.

(ハニティ)共和党候補選出の過程が正当なものだったら、もしあなたが選出されなかったとしても、あなたは共和党の候補を支持しますか?
(トランプ)もちろんです。その通りです。
私が好意を持てる人で、尊敬でき、政策が一致する人なら、ぜひ見てみたいと思います。
その場合は、敵対するようなことはあり得ません。

HANNITY: Who are the people you respect?

TRUMP: Well, I don’t want to go into that because I’m running against them, and frankly, the ones that I most respect, in certain cases, they have — you know, they have a little bit of a chance.
I don’t think a great chance because their poll numbers aren’t so great right now.

(ハニティ)あなたが尊敬できるのはどのような人ですか

(トランプ)そうですね。その話に深く突っ込むのはやめておきたいと思います。なぜなら、私は他の候補者たちと競争をしているからです。率直に言って、私が尊敬するような人たちには、あまり勝利の可能性は無いと思います。
世論調査では、彼らの支持率は高くはありません。

TRUMP: But I do respect numerous of the candidates, and actually, some I’ve gotten to know, and you know, I like them and I respect them.

HANNITY: Hillary said your comments about women were offensive.
What’s your reaction to that?

(トランプ)大多数の候補者を私は尊敬しています。彼らのことを良く知るにつれ、彼らに好感を持つようになりましたし、尊敬もしています。
(ハニティ)ヒラリー(・クリントン)は、あなたの発言は女性蔑視だと言っています。
どのように反論しますか?

4.ヒラリー・クリントン、ジェブ・ブッシュへの反論

TRUMP: Well, I think I’ll do more for women — I cherish women —
I think I’ll do more for women than Hillary can ever do.
I think that I will take care — you know, I thought Jeb Bush made a horrible mistake when he blew the whole situation on — on women’s health, you know, the women’s health issue.
A week ago, what he said was just unbelievable.
Essentially, he’s saying, I’m not going to fund it.

(トランプ)そうですね。私は女性を尊重しています。女性を大切にしています。
ヒラリーよりも私の方がよっぽど、女性を重視した政策がおこなえると思います。
私は女性のことを気に掛けています。ジェブ・ブッシュは、女性の健康問題について手ひどい失敗(※)をしました。
一週間前の彼の発言は、全く信じられないものです。
彼の発言の核心は、女性には税金を使わない、というものです。

※8/4のナッシュビルでの講演会で、共和党候補の一人ジェブ・ブッシュ氏が、「プランドペアレントフッド」(避妊や中絶などの医療行為をほぼ無償で受けられる制度)に関して5億ドルも(政府支出が)必要なのか疑問」と発言した事に関して。
その後、「発言が不適切だった。多くの施設への政府の補助はやめるべきではないし、低所得の女性への支援は特に重要だ。」と訂正。
参考:NYTimes

And I think that will go down as Jeb Bush’s 47 percent, the 47 percent to Romney, where it probably cost him the election when he said that.
He didn’t know he was saying it and it was a mistake and it was too bad.
But that probably cost him the election.

(トランプ)この発言は、ジェブ・ブッシュにとっての「47パーセント発言」(※)です。
(ミット・)ロムニーの「47パーセント発言」と一緒です。
この発言で、彼の選挙戦からの敗退は決まったでしょう。
彼は自分の発言のインパクトを理解していませんでした。ひどい失敗です。
彼の選挙は終わったと思います。

※「47パーセント発言」とは、2012年大統領選挙で共和党候補のミット・ロムニー氏が、「国民の47パーセントは所得税を払っていない。この人たちは政府に依存している人々だ。」と発言して、国民の支持を失った件。
参考:National Journal

I think Jeb’s statement on women’s health from a few days ago will go down as his 47 percent.
I don’t think you can recover from a statement — then he goes back and he says he misspoke.
Well, it was pretty late.

(トランプ)女性問題に関する彼の発言は、彼の支持率を低下させるでしょう。
この発言から立ち直るのは難しいでしょう。彼は発言を訂正しましたが、もう手遅れです。

HANNITY: Let me ask you this.
Hillary Clinton — her husband had all these problems with women.
She hasn’t said a word.
If it’s you versus Hillary, is that fair game, that issue?

(ハニティ)別の質問をしてもよろしいでしょうか。
ヒラリー・クリントンに関してです。彼女の夫(ビル・クリントン元大統領)は、女性問題(※)を多く抱えています。
彼女はこのことに全く触れていません。
もし、あなたとヒラリーの一騎打ちになったとしたら、女性問題に関して公平な戦いになるのでしょうか?

※アーカンソー州知事時代のモニカ・ルインスキーさんとの不倫問題など、複数の性的疑惑の事。
参考:Paul’s claim that ‘at least half a dozen’ women called Clinton a ‘sexual predator’(the Washington Post)

TRUMP: I guess it is.
Look, he would have had a much different presidency if he didn’t have Monica and all of these things that happened during his…

(トランプ)公平だと思いますよ。
モニカや他の女性の問題がなければ、彼(クリントン元大統領)の大統領としての仕事はずいぶん違ったものになっていたでしょう。

HANNITY: Well, there was more than Monica.
There was Kathleen Willey, Paula Jones…
It was Juanita Broaddrick and…

TRUMP: So I guess it is.

(ハニティ)そうですね、モニカだけではなかったですね。
カスリーン・ウィリー、ポーラ・ジョーンズ。
フアニタ・ブロードリック、他にも・・・、
(トランプ)そんなところでしょうか。

If anything, they probably won’t be doing too much talking about it.
But certainly, it’s fair game.
I guess anything’s fair game, If what I said the other day is fair game, and I said nothing wrong.
I didn’t even conclude the sentence.
And you know, they’re just sort of — I said you have to be a deviant to take what I said and put it into that.

(トランプ)何にせよ、その話を掘り下げるのはあまり意味がないでしょう。
確実に言えるのは、ヒラリー氏と私は公平な立場で戦うだろうという話です。
どんなことだって公平な戦いになると思います。私が先日発言した内容が公平だと思ってもらえるなら。私は間違ったことは何も言っていません。
結論さえも話していないのです。
私の発言を問題にするのは、異常です。

HANNITY: So let me move to this, though.
The Clinton Foundation, of which Hillary’s a part — they took money from countries like the UAE, Kuwait, Saudi Arabia — women can’t even drive.
I can’t find a comment where’s she’s been critical of Saudi Arabia.

(ハニティ)では次の話題に移りましょう。
ヒラリーも関わっているクリントン財団では、UAEやクウェートやサウジアラビアから資金を得ているとの話です。
女性が運転する事さえも許されていないような国々です。
私は、(ヒラリー・)クリントンがサウジアラビアを批判しているような発言を見たことがありません。

5.クリントン財団の資金の問題

How — she’s going to say your comments are outrageous.
What do you say back about her taking the money from a country that treats women horribly?

TRUMP: Well, look, I understand it.

(ハニティ)そんな状況でどうやったら彼女は、あなたの発言を「許しがたい」などと言えるのでしょうか。
女性を非道に扱う国から資金を受け取っていることに関して、あなたはヒラリーに何と言ってやりたいですか?
(トランプ)そうですね。いいですか。私はそのことを理解しています。

And you know what?
If you can take the money from even countries that treat horribly — in all fairness, I’m not defending anything.
And she took money from me, too.
I gave money also to the Clinton Foundation, and I did it because I’m a businessman and I want to have access.
I need access.

(トランプ)分かりますか?
女性を尊重しない国から資金を受け取ってもいいのであれば、公平性の観点から言えば、私は何も弁解する必要はありません。
それどころか、彼女は私からも資金を受け取っていました。
私もクリントン財団に寄付をした事があります。寄付の理由は、私が事業家だからです。私は政治家とつながりを得ようとしていました。私には政治家との関係が必要でした。

Don’t forget, Sean, until three months ago, I was a world class businessman.
I built a great company, one of the — some of the most iconic assets in the world, $10 billion of net worth, more than $10 billion of net worth, and frankly, I had a great time doing it.

(トランプ)ショーン、忘れないでください。3か月前まで、私はグローバルな事業家でした。
私は巨大な会社を作り上げ、世界でも有数の資産を築き上げました。
時価で100億ドル、それ以上の資産です。正直に言って、私は仕事を楽しんでいました。

6.トランプ氏の出馬理由

And I wouldn’t mind continuing, except I see the country going so badly.
And the only reason I even mention that now is that’s the kind of thinking, whether it’s good or bad or whatever it is — but that’s the kind of thinking that the country needs.

(トランプ)仕事を続けることに迷いはありませんでしたが、この国がどんどん悪くなっているのを見ていました。
この話を今しているのは、私の考えを知ってもらいたいからです。
良い時も悪い時も、どんな時であっても、この国が必要としているのは私の考えなのです。

We owe $19 trillion, going up rapidly.
We have a country that’s in collapse.
We’re going to have a problem like you’ve never seen.

(トランプ)私たちの国は、19兆ドルもの借金を抱えています。借金は増え続けています。
倒産の危機にある国に生きているのです。
これまで誰も見たことの無いような問題に直面しているのです。

Once we get over that $21 trillion, $22 trillion mark, we’re going to have a problem.
And I’m really good at that stuff.
And I know my competition, and they’re not good at it.
They don’t — they wouldn’t have a clue.

(トランプ)借金が21兆ドルを越えたら、22兆ドルを越えたら。大変なことになります。
私はお金の扱う方法を心底心得ています。
競争相手たちには、私のような能力はありません。
彼らには、どうしたらいいか全く分からないでしょう。

HANNITY: But — but do you think that the Clinton Foundation, when Hillary takes money from Saudi Arabia or these countries that treat women horribly, and then she’s going to lecture you on comments you make about women?
Is that hypocrisy?

(ハニティ)話を、クリントン財団がサウジアラビアなどの女性蔑視の国々から資金を受けとっていることに戻します。
ヒラリーには、あなたに女性の扱い方を教えるような資格はあると思いますか?
偽善だとは思いませんか?

TRUMP: I think it probably turned out to be maybe not the right thing.
Now, if you took that money — look, in all defense of her in this case — if she took that money and used it really for the good — but a lot of that money was used for private transportation.

(トランプ)おそらく、それは正しいことではないと明らかになるでしょう。
ヒラリーを弁護する側に回って考えるとしましょう。
そのお金を、とても良いことに使ったのであればいいのですが、多くのお金が個人的なことに利用されていたとしたら、どうでしょう。

HANNITY: Did they buy her silence?
In other words, she hasn’t been critical of them.
She took the money for the foundation.

TRUMP: Well, you had not only that, how about the speeches, where you’re getting…

(ハニティ)国民は、ヒラリーが何も説明しないことを支持しているのでしょうか?
ヒラリーは中東の国々を全く非難しません。
財団のためにお金を受け取りました。
(トランプ)それだけではないでしょう。たとえば講演料はどうですか?

HANNITY: You’re getting…

TRUMP: … millions and millions of dollars for speeches for companies, and some of these companies are not companies that really have the good of the United States at hand.
So you can go outside of the foundation.

(ハニティ)講演料というと・・・?
(トランプ)企業のために講演会を行い、何百万ドルも受け取るということです。
これらの企業の中には、アメリカのためになることをほとんどしていない企業もあります。
財団のお金以外についても考える必要があります。

I mean, to me, I look at the speech money, certainly the foundation money.
Now, the foundation money’s interesting because a lot of that money was used on private jetfare.
That’s a lot of money. You know, I mean…

(トランプ)私にとっては、ヒラリーの講演料も、そして財団のお金も同じことです。
財団のお金は興味深い事に、多くの資金がプライベート・ジェットの費用に使われています。
本当に多くのお金です。

HANNITY: A lot of money per hour.

TRUMP: Yes. I mean, private jets cost a lot of money.
But when you look at the speeches and you add that to the foundations — and there’s no question in my mind that certain of those things led to absolute approvals on other things because she was secretary of state.
So that gets to be a very dangerous business.

(ハニティ)短時間で大量のお金を使いますね。
(トランプ)そうです。プライベート・ジェットには、大量のお金が必要です。
講演料と財団のお金を混同しても問題がないということは、彼女が国務長官だったから何をやっても許された、ということだと私は確信しています。
これは大変な問題です。

7.ヒラリー・クリントンは追及されないだろう

And then now you add the e-mail scandal — because to me the e-mail scandal is — hey, General Petraeus, for doing a tiny fraction of what she did, his life is destroyed.
He’s been ruined.

(トランプ)さらにe-mailの問題(※1)も浮上してきました。私が思うに、ペトレアス長官(※2)はヒラリーのやったことのほんの一部をやっただけですが、彼は叩き潰されました。
彼のキャリアは終わりました。

※1:e-mail問題:ヒラリーの国務長官時代、機密情報を私用のメールで転送していた問題。証拠隠滅のためのメール削除も本人が認めた。
参考:daily-mail

※2:2011年にCIA長官だったDavid Petraeusが、愛人のPaula Broadwellに機密情報を話していたとして、辞職に至ったスキャンダル。
参考:USA Today

HANNITY: They found four classified e-mails. She said there weren’t any.
And that’s only out of 40, and there’s 60,000 e-mails total.
Do you think she committed a crime?

(ハニティ)FBIは、4件の機密情報を含むメールを見付けたとのことですが、ヒラリーは否定しています。
これは、残っていた40件のメールに限っての話です。
メールは全部で6万件あったと言われています。
ヒラリーは法に触れたとあなたは思いますか?

TRUMP: I think she committed a crime.
The problem that she — that let’s say everybody has in terms of finding out, you have Democrats are all the prosecutors, and they don’t want to prosecute her.
Did she commit a crime? Yes.
Will they prosecute it? Perhaps no.

(トランプ)彼女は罪を犯したと思います。
問題は、誰もが彼女が罪を犯したと分かっているのに、民主党の連中が誰も彼女を追及しようとしないことです。
ヒラリーは罪を犯したか?もちろん、イエスです。
彼らはこの件を追及するか?おそらく、ノーでしょう。

HANNITY: You — you were stunningly honest when you said, I give Hillary money.
I know she’ll take my call.
Or Nancy Pelosi(※), I give her money, I’ll (sic) take my call.

TRUMP: As a businessman.

(ハニティ)あなたはびっくりするほど正直ですね。
私はヒラリーにお金をあげたよ、彼女とは電話で連絡を取り合う仲だよ、
ナンシー・ペローシにも資金を提供したよ、彼女とも連絡を取り合っているよ、という風に。

(トランプ)事業家は正直でいなければいけませんからね。

※:Nancy Pelosi:民主党議員で、2007年~11年まで下院議長を務めた。

HANNITY: So when the Saudis give her money and all these other countries gave money, were they buying access to her?

TRUMP: Absolutely.
There’s no question about it.
They were buying access.

(ハニティ)サウジアラビアなどの国がヒラリーに資金を提供していたのは、彼女に影響力を行使したかったからでしょうか?
(トランプ)もちろんそうでしょう。
疑いの余地はありません。
彼らは政治的影響力を及ぼそうとしていたのでしょう。

8.政治システムは腐っている

HANNITY: So our system’s really corrupt.

TRUMP: It’s a bad thing.
And I say that all the time. I say, Hey, nobody knows the system better than I do because I was on the other side of the system at the highest level.
And people would come up, senators, speakers — I had people come up to my office, the biggest people in the world, and they’d say money — now, let me — let me put it differently.
And I’ve discussed this with you before.

(ハニティ)であれば、私たちの政治システムは腐っていますね。
(トランプ)ひどい状況ですよ。
これはいつの時代も同じです。私よりこの政治システムを知っている人はいません。
なぜなら私はずっとこの政治システムを、対極である経済界の一番上から見てきたからです。
上院議員や議長が私の事務所にしょっちゅう来ていました。
彼らが要求するものはいつも「金」です。ちょっと言い方を変えましょうか。
私はあなたといつもこの話をしてきましたからね。

I say absolutely.
I’m a businessman.
I’m a Republican, I’m a conservative, but I’m a businessman.
Let’s say I say, No, I’m not going to give you anything.
Congratulations.
You’re doing a wonderful job.
The answer is no.
Now, two years later, I go up to see them in Washington and I need an approval for something.
They’re not going to give me the approval.

(トランプ)私は嘘は言いません。
私は事業家ですから。
私は共和党支持です。私は保守派ではありますが、事業家です。
私は、私を訪ねてきた政治家たちに資金は提供しませんでした。なぜなら、それは賄賂になってしまいますから。
さて、結果はどうなったでしょう?私は得をしたでしょうか?
答えは、ノーです。
それから2年後、私はワシントンに行ってビジネスの許認可を求めましたが、議員たちは私に許可を下ろしませんでした。

And let me tell you something.
That’s a corrupt system.
That’s a bad system.
When that happens, that’s a bad system.
When Jeb Bush raises $114 million, which he has, when Hillary raises $60 million, which she has — I know the people that gave them the money.
These are not the nicest people in the world.

(トランプ)いいことを教えてあげましょう。
私たちの政治システムは腐っています。
間違っています。
このようなことが起こるのは、間違ったシステムです。
ジェブ・ブッシュは1億ドルの政治資金を集めました。ヒラリーは6千万ドルです。
彼らに資金を提供した人たちがいます。
資金提供者は、世界を素敵な場所にしようとしている人たちではありません。

HANNITY: This system is at its root corrupt.

TRUMP: Well, Jeb Bush is totally controlled by the people that gave him that money.
And the nice part about me, I don’t want anybody’s money.
I don’t want any money.

(ハニティ)このシステムは根本から腐っていますね。
(トランプ)まあそうですね。ジェブ・ブッシュは、資金提供者たちに完全に操作されています。
私の長所は、私は誰からも資金を必要としていないという点です。
私は既にお金を持っていますから。

HANNITY: You have $345 million in liquid assets. Are you prepared to spend that much money or more?

TRUMP: Sure. Well, you saw my income. My income’s $400 million a year.

(ハニティ)あなたには3.5億ドルの流動資産があると聞いています。あなたはそのお金か、それ以上の額を使うつもりですか?
(トランプ)もちろんです。私の収入も知っているでしょう?私の年収は4億ドルです。

HANNITY: But are you prepared to spend it?

TRUMP: Sure, I would spend it, if I’m doing well.

(ハニティ)そのお金を使うつもりですか?
(トランプ)当然ですよ。私の調子が良ければね。

9.リンゼー・グラハム、リック・ペリーとの争いの件

HANNITY: Yes.

TRUMP: If I was in a position, like, let’s say Senator — I mean, look, I don’t want to use names because I don’t want to embarrass anybody, but there are two guys…
You know what’s interesting?

(ハニティ)そうですか。
(トランプ)もし私が上院議員だったら、名前を挙げて彼らを困らせるようなことはしたくないですが、二人の上院議員がいます。

HANNITY: … but that’s a…

TRUMP: Lindsey Graham(※1) hit me harder than anybody.
He’s got zero.
Perry(※2) hit me harder than anybody.
Those were the two.

(ハニティ)それは・・・。
(トランプ)リンゼー・グラハムは、誰よりも猛烈に私に牙をむいてきました。
でも、彼は私から何も得ることができませんでした。
ペリーも私を攻撃してきました。
この二人のことです。

※1:トランプ氏を「ばかたれ」と呼んだ上院議員。トランプ氏は仕返しとしてリンゼー氏の携帯電話番号を公開した。
参考:Politico

※2:リック・ペリー前テキサス州知事。トランプ氏の大統領候補取り消しを求めたり、ジャングルジムでのけんすい対決を挑むなど、トランプ氏と敵対。
参考:Rick Perry’s tough guy challenge for Donald Trump | CNN

And Perry was at 4 or 5, and he went down to 2 and went down to nothing.
And now I guess he’s out of the campaign.

I don’t want — I think he’s a nice guy, actually.
I think he’s just — but what was interesting is the two people that hit me really hard — I mean, Perry went to Washington to make a speech about me.

(トランプ)ペリーの評価は4から5でしたが、その後2まで下がり、最終的にゼロになりました。
彼は競争から脱落したと思います。

彼は悪い人ではないと思います。
私を辛辣に攻撃した二人については興味深いと思います。
ペリーはワシントンで私に関する講演までおこないました。

It wasn’t nice, OK?
I mean, it wasn’t a nice speech.
And he went from 4 or 5 down to 2, and didn’t even make the debate stage.

(トランプ)その内容は気分の良いものではありませんでした。
彼は、4から5だった自らの評価を2まで下げました。
そして、討論番組に出る事もできませんでした。

HANNITY: Didn’t help him.

TRUMP: Lindsey Graham was at 2, and he went to nothing.
So I’m really very honored by that.

(END VIDEOTAPE)

(ハニティ)ワシントンでの講演は、彼の評価にプラスにはならなかったと。
(トランプ)リンゼー・グラハムの評価も2でした。その後、ゼロになりました。
当然の報いです。

10.メキシコとの国境壁の財源

HANNITY: And coming up, Donald Trump will explain how he will get Mexico to pay for the border wall if he is the next president of the United States.
Plus, does he think Planned Parenthood should be defunded?
His answer may surprise you.
That’s next.
Stay with us.

(COMMERCIAL BREAK)

HANNITY: Welcome back to “Hannity.”
So earlier today, I asked Donald Trump to get specific about some of his policy positions, and here’s what he had to say.

(ハニティ)次は、ドナルド・トランプ氏に、彼が時期大統領になった際、メキシコとの国境壁建設の費用をどのように捻出するかについて訊きます。
また、プランドペアレントフッドについての資金は凍結されるべきと彼は考えているのかどうか、についても尋ねます。
彼の回答は驚きの内容でした。
引き続きご覧ください。

(CM)
(ヒラリーのメールサーバーのニュース、マイケル・ブラウンのニュース)

(ハニティ)「ハニティ」を引き続きお送りします。
さきほど、ドナルド・トランプ氏に政治的立ち位置について伺いました。
彼の回答はこちらです。

(BEGIN VIDEOTAPE)

HANNITY: Wall Street Journal says,
Where’s the platform?
Where are the details?
I want to give you an opportunity to go over some of the issues…

TRUMP: OK. Fine.

(ビデオが始まる)
(ハニティ)ウォールストリートジャーナルが報じています。
(トランプ氏の)政治的根拠はどこにあるのか?
その詳細は?
いくつかの話題について、説明していただけますか。

HANNITY: … some of the things that you’ve discussed.
Let’s — let’s start with — you talked about Mexico.
How quickly could you build the wall?
How do you make them pay for the wall, as you said?

(ハニティ)すでに番組の中で議論してきましたが、
メキシコの件から始めましょう。
どのくらいの期間で、メキシコとの国境壁を建設するつもりですか?
どのように財源を用意するのですか?

TRUMP: So easy.
Will a politician be able to do it?
Absolutely not.
You know, it’s funny, I watch some of the shows, including your show, and I watch these guys say,
Oh, you can’t get them to pay for it.

(トランプ)とても簡単な話です。
とはいえ、政治家たちにそんなことができるかと言えば、それは無理な話でしょう。
愉快な話です。
私はあなたの番組を含めて、政治家たちが出演している番組を見ています。
あの人たちには何もできません。

We give them tens of billions of dollars a year.
They are ripping us left and right.
Their leaders are so much smarter than our leaders, Sean.
They are ripping us left and right.
The wall is peanuts.
You know, it’s interesting…

(トランプ)国民は政治家たちに毎年何十億ドルも支払っていますが、
彼らは国を右派と左派に二分しています。
隣の国の指導者たちは、アメリカの政治家たちより何倍も賢いですよ。
隣の国の指導者たちは、アメリカを分裂させています。
国境壁はすぐにできますよ。
興味深い事に・・・。

HANNITY: Is it a tariff?

TRUMP: … in China — listen to this.
In China, the great China wall — I mean, you want to talk about a wall, that’s a serious wall, OK?
That wall, you don’t climb over with a ladder. You don’t even go under it, OK?

(ハニティ)関税を使うということですか?
(トランプ)中国には・・・。ちょっと聞いてください。
中国には万里の長城というものがありますね。
「国境壁」について話をする時、人々は強固な壁を想像します。
ハシゴを使ってのぼることも、下をくぐる事もできないような壁です。

That wall is 13,000 miles.
If you add up everything in the kitchen sink with what we’re talking about on our border, it’s less than 2,000 miles.
And a lot of it, you don’t have to do because you’re covered with terrain and you’re covered with areas that are already built.

(トランプ)中国の万里の長城は13,000マイル(約2万キロ)あります。
アメリカとメキシコの国境は、2,000マイル(約3,000キロ)未満です。
その大部分は、(川や岸壁などの)自然の地形で境界が区切られており、また既に国境フェンスがあるので、改めて建築する必要はありません。

HANNITY: Sure.

TRUMP: So let’s say you’re talking about 1,000 miles versus 13,000.
And then they say you can’t do it.
It’s peanuts.
It’s peanuts.
And I will get Mexico, whether it’s a tariff or whether they just give us the money.

(ハニティ)そうですね。
(トランプ)それでは、1,000マイルと13,000マイルを比べてみましょう。
それでも彼らは、無理だ、というでしょうけれど。
ほんのわずかな費用で済みます。
簡単です。
私はメキシコにその費用を負担させます。関税か、もしくは単にお金を受け取ります。

Sean, they need us so badly.
And I’ll be friends with Mexico.
I’m going to have a great relationship with Mexico.
We have a bad relationship with Mexico, and they’re an abuser.
China’s an abuser.
By the way, every country’s an abuser because we have very stupid people representing us.
They’re incompetent.

(トランプ)ショーン、メキシコは心からアメリカを必要としています。
私はメキシコと仲良くやって行こうと考えています。
メキシコとは非常に良い関係を築いていきます。
現在、アメリカとメキシコの関係は険悪です。メキシコ人は権利を濫用しています。
中国もそうです。
話は変わりますが、あらゆる国々が権利濫用者になっている理由は、アメリカの政治家たちが非常に無能だからです。

HANNITY: So through a tariff?
Whatever means necessary, you’re going to say,
If you want to do business with the U.S….

TRUMP: We’re not paying for it. Of course.

(ハニティ)それでは、関税で国境壁の費用を賄うということですか?
必要とあらばどんな手段も取る、あなたの言おうとしていることは、
もしアメリカと取引をしたいのであれば・・・。

(トランプ)アメリカは国境壁の費用を負担しませんよ。当然です。

HANNITY: You want to do business, you’re going to help us with this.

TRUMP: Do you know how easy that is?
They’ll probably just give us the money.

(ハニティ)アメリカと取引をしたいのであれば、国境壁建設に力を貸しなさい、ということでしょうか。

(トランプ)非常に簡単なことです。
メキシコはおそらく関税など関係なく、アメリカに経費を支払うでしょう。

But then I watch politicians get on — because it’s not their thing, Sean.
I watch politicians come one,
Can you imagine, Sean, he’s saying Mexico’s going to pay.
They’ll never pay.

And I’m saying, that’s like 100 percent.
That’s not like 98 percent. Sean, it’s 100 percent they’re going to pay.
And if they don’t pay, we’ll charge them a little tariff. It’ll be paid.

(トランプ)政治家たちは私の元へやってくるでしょう。
なぜなら、彼らにはできないことだからです。
政治家たちは、「メキシコがそんな費用を負担するわけがない」と言うでしょう。
私はその逆のこと、「100パーセント、メキシコが費用を負担するだろう」と言います。
98パーセントではありません。100パーセントです。
メキシコが払わないというのなら、関税を掛ければ済むだけの話です。

But we need the wall.
We have to stop these killers from coming in.
When you look at all of the murders that are happening and all of the crime that’s happening — and I’ve been saying — and I said it — Mexico is sending — they’re very smart.
Mexico is sending some rough people, some bad dudes.
And you see some of those dudes…

HANNITY: Solves a lot of their social problems.

TRUMP: Not only the social problems…

(トランプ)国境壁は必要です。
殺人者たちがアメリカに入ってくるのを止めなければいけない。
今アメリカで起きている殺人や犯罪の犯人は、メキシコから送り込まれてきた人物たちです。
私はこのことをずっと言い続けています。メキシコ政府は賢いのです。
メキシコ政府は、乱暴で悪意のある人々をアメリカに送り込んでいます。
この人たちの中には・・・。

(ハニティ)メキシコ政府は、彼らの社会問題を、犯罪者をアメリカに送り込むことで解決している、と。

(トランプ)社会問題だけではありません・・・。

HANNITY: By keeping the border open…

TRUMP: Do you know how…

HANNITY: … ostensibly, they’re saying go.

TRUMP: Do you know how expensive it is to house these people in a prison, where you have a killer, like the killer of Kate or the killer of the woman yesterday, who killed a 66-year-old woman and raped her and tortured her?
Do you know how expensive it is to keep people like that?

(ハニティ)国境を開き続ける事で・・。

(トランプ)知っていますか?

(ハニティ)表面上は・・・

(トランプ)犯罪者たちを刑務所に収容しておく費用がどれほどのものか知っていますか?
ケイトさんや昨日の殺人事件の犯人のような連中を捕まえておく費用です。
66歳の女性をレイプして拷問して殺害したような異常者たちです。
このような連中を拘留しておくのにどれだけのお金がかかるか、知っていますか?

11.「オバマケア」を含む医療制度について

HANNITY: They don’t want to solve it.
Let me ask you, again, go to specifics, details.

TRUMP: Go ahead.

HANNITY: ObamaCare — what’s your alternative?

TRUMP: OK, so you can do the savings account concept, which is a concept that a lot of people…

(ハニティ)メキシコ政府にはその件を解決するつもりがないということですね。
もう一度質問させてください。詳しい内容を聞きたいと思います。

(トランプ)どうぞ。

(ハニティ)「オバマケア」(※)についてはいかがでしょうか?代替案はありますか?

(トランプ)貯蓄口座のコンセプトで解決可能です。多くの人々が・・・。

(※オバマケア:国民皆保険を実現するため、オバマ政権が導入した医療保険制度改革。)

HANNITY: Health care savings accounts.

TRUMP: Health care savings accounts, which a lot of people are talking about and a lot of people like.
Costs the country very little, costs the people very little, and they get the money when they don’t need it.

(ハニティ)医療積立口座(※)ですね。

(トランプ)医療積立口座です。多くの人々の話題にのぼっていますし、好感を持って受け止められています。
政府負担も国民負担も非常に少なく、保険が必要ないときにはお金を受け取る事もできます。

(※医療積立口座:税引き前の所得から、非課税で毎月一定額を積み立てることのできる、医療専用口座。)

I mean, it’s an amazing system. And I actually think that if you’re a Democrat, you can go with it.
ObamaCare, by the way, is going to cost this country in ’16.
You know, ’16’s where it really kicks in — $1.6 trillion dollars!
We can’t afford it!
And here’s the problem.
It’s no good. It’s no good.

(トランプ)これは画期的な制度です。正直言って、民主党員ならこの制度を推進すべきです。
ところでオバマケアは、2016年には1.6兆ドル(約200兆円弱)の負担になる見込みです。
こんな額をどうやって工面するのでしょうか。
大問題です。
まったくいいところがありません。

HANNITY: Premiums are up on average 40 percent this year.

TRUMP: Oh, it’s up, and going up a lot more than that.

(ハニティ)オバマケアの保険料は今年40%上昇しました。
(トランプ)もっと上がるでしょう。

HANNITY: Right.

TRUMP: It’s no good.
How about the deductibles?
The deductibles, unless you hit by a truck, you’re never going to even be able to use it.

(ハニティ)そうですね。
(トランプ)まったくいいところなしです。
定額控除も問題のある制度です。
定額控除は、トラックにでもひかれない限り、全く役に立ちません。

HANNITY: Right.

TRUMP: So “Obama care” is no good, doesn’t work.
One of the first things I’d do if I get elected, end “Obama care” and do something really good.

(ハニティ)そうですね。
(トランプ)オバマケアは全然だめです。話になりません。
私が大統領になったら最初にすることは、、オバマケアを終わらせる事です。もっと良いことを実行します。

Whether it’s that — one of the things we have to do is we have to get rid of these artificial state lines that were put in only for the insurance companies.
They make a fortune.

(トランプ)やらなければいけないことの一つは、保険会社にだけ設定されている州境を撤廃することです。
保険会社は巨額の富を得ています。

HANNITY: In other words, portability, buying across state lines.

TRUMP: Portability, but really, when I want to bid in New York, I’d have a lot of people in New York.
But I have a lot of states where I have people, right?
I can’t go to other states and bid.
I can — I get, like, one bid?
I get one bid.

(ハニティ)別の言葉で言えば、「ポータビリティ」ということでしょうか。州を超えて保険を購入できるように。
(トランプ)「ポータビリティ」ですね。実際、私がニューヨーク州で保険を買おうとした時の話です。ニューヨーク州にはとてもたくさんの保険業者がいます。
しかし、私にはニューヨーク州以外のさまざまな州にも知り合いの保険会社がいます。
この場合、私は他の州から購入することはできないのです。
一社だけだったら見積もりをもらうことはできます。
でも、たったの一社です。

Now, the insurance companies do that because they’d rather have 100 percent of New York than be all over the country.
Problem is, it’s not free market.
If you get rid of those artificial lines that wrap New York, New Jersey — I want to bid my insurance from California.

(トランプ)保険会社は、全国の他の州よりもニューヨーク州で100パーセントの支配を得ることを好みます。
この問題は、競争原理が働かないということです。
ニューヨーク州やニュージャージー州を区切っている人工的な州境を撤廃できれば、私はカリフォルニア州の保険会社から保険を購入したいと思います。

I want to have 100 bids come in.
And I want to pick the best company, not even the lowest price, the best company, the best plan.
Right now, I have, like…

(トランプ)私は、見積もりを100個は取りたいと思っています。
それからもっともよい業者を選びます。値段が安いだけではダメです。質が良く、提案の優れた会社です。
いまのところ私は・・・。

HANNITY: Every American would have that choice.

TRUMP: Everybody would have that choice.
But the insurance companies don’t want that because they essentially have a monopoly.

(ハニティ)全てのアメリカ人がそのような選択ができるようになる、と。
(トランプ)皆に選択の自由が与えられるべきです。
けれども、保険会社はそれを望まないでしょう。彼らは実質的に独占状態なのですから。

HANNITY: Also, you get catastrophic insurance as part of that.

TRUMP: You get catastrophic.
You get everything.
You’d get a much better plan.
You’d have a much cheaper insurance.

(ハニティ)その結果、ひどい保険会社も現れてくるでしょうね。
(トランプ)もちろんです。
ダメなものから良いものまで、全てです。
より良い提案を選ぶべきです。
保険料もずっと安くなるでしょう。

And you know what?
Other than the one thing, you would want the country — the only thing I’d want from the government, I want to make sure those companies are very solid and strong.

(トランプ)私が国に望むことは、保険会社に安定的で強力であるように求めてほしいということです。

So maybe they even get a little point or something, and they guarantee it because the one thing you don’t want is a company goes bust, and you’re sitting there and you paid all your life into this, you know, company.
You don’t want that to happen.

(トランプ)保険の加入者から見た最大のリスクは、保険会社が倒産することです。
人生をかけて払ってきた会社が倒産して全てを失うことなど、考えたくもないでしょう。

HANNITY: You’d protect people with preexisting conditions.
You’d protect…

TRUMP: I would do that. I would do it.
You — you can get everything in “Obama care,” but much more.
Look, in “Obama care” for the most part, a lot of people — they don’t have their doctor.
They don’t have the plan they want.

(ハニティ)あなたは、人々を守ろうというのですね。
(トランプ)そうです。私は国民を守ります。
オバマケアでも必要な物は得られるでしょう。でも、代償は高くつきます。
オバマケアでは、国民の多くはかかりつけの医者を持つことはできません。これは最も重要なことです。
それに、提案を受けることもできません。

HANNITY: And the price went up.

TRUMP: And they can’t use it because the deductible is so high.
Not that they want to use it, but they can’t use it.
Unless you get hit by a truck, you can’t even use it.
So it doesn’t work.

(ハニティ)保険料も上がりました。
(トランプ)国民は保険を使うこともできません。なぜなら定額控除が高すぎるからです。
使いたくないのではなく、使えないのです。
トラックにでもひかれて大けがをしない限り、保険を使うこともできないのです。
これでは使い物になりません。

So ObamaCare is a disaster.
It’s going to be ended.
And it’s going to cost the country so much.
You talk about a deficit.

(トランプ)オバマケアは大失敗です。
終わらせなければいけません。
費用は非常に高くつきます。
国家財政をより悪化させるだけです。

What are we going to do when “Obama care” kicks in?
Now, Obama will be playing golf, very intelligently, probably on one of my great courses, like Doral or something, and — and he’ll be playing golf, and we’ll let him play.
I’ll say, It’s great.
You know, you have the president of the United States,
I don’t mind, let him play.

(トランプ)オバマケアが始まった時に何をすべきか?
オバマはゴルフを楽しむことでしょう。彼はとても頭が良いです。私のゴルフコースの一つでプレイしてくれるかもしれません。ドラル(※)のような場所で。
私たちは彼にゴルフをプレイさせてやりましょう。
ナイスショット、と言ってやりましょう。
彼は合衆国大統領です。
気にせず、ゴルフを続けてもらいましょう。

(※ドラル:マイアミ州にある、トランプ氏の会社の経営するゴルフコースの一つ。)

And he’ll have a good time.
But you know what?
That’s ’16, he’ll be playing golf, and somebody’s going to be saddled with a huge problem.

(トランプ)オバマはゴルフコースで楽しい時間を過ごすでしょう。
彼はゴルフをしながら2016年を終えますが、次の大統領はとてつもなく大きな問題に向き合うことになります。

12.「プランドペアレントフッド」にも良い面がある

HANNITY: Let me ask you, you talked about Planned Parenthood.
Another example, talk about a war on women.
Look at the number of abortions they perform every year.
Half a billion dollars taxpayer money goes to them.
You said you would have shut down the government to defund them.
You also talked about some of the good things that they do.

(ハニティ)もう一つ質問させてください。あなたはプランドペアレントフッドについても発言していますね。
もう一つの例は、女性の戦いです。
毎年の中絶手術の数を見てみましょう。
5億ドルの税金がこの分野に費やされています。
この資金を断つために役所を閉鎖すればいいと、あなたは言いました。
彼らがおこなっている人助けの仕事についても話しています。

TRUMP: They do good things.

HANNITY: So the taxpayers…

TRUMP: (INAUDIBLE) having to do with the abortion.

(トランプ)彼らはよい仕事もしていますよ。
(ハニティ)では納税者は・・・。
(トランプ)(不明瞭)中絶に関係はあります。

HANNITY: Abortion.
Should taxpayers give — with the debt we have, $128 trillion in unfunded liabilities — should we even give them a penny?

TRUMP: OK, so look, look.
Let’s say there’s two Planned Parenthoods, in a way.
You have it as an abortion clinic.

(ハニティ)中絶手術ですね。
納税者は、128兆ドルもの返す当てのない借金を放置して、中絶の補助にお金を支払うべきなのでしょうか?
(トランプ)まあ、待ってください。
例えば、プランドペアレントフッドには二つの種類があるとしましょう。
一つは中絶手術です。(もう一つは避妊)

Now, that’s actually a fairly small part of what they do, but it’s a brutal part, and I’m totally against it and I wouldn’t do that.
They also, however, service women.

And one of the things that I thought was so terrible when Jeb Bush the other day talked — as we said, when he talked about women’s health issues, he was so bad.
I mean, it’s, like, what is he doing?

(トランプ)プランドペアレントフッドの中でも中絶の割合はとても少ないものです。しかし野蛮なものです。
私は中絶に全面的に反対ですし、私は決してそのようなことはしません。
けれども中には、性産業従事者のように、やむをえずそうする女性もいるでしょう。

ジェブ・ブッシュが先日、女性の健康について発言した内容はとてもひどいものです。
何を考えてるんだ?という感想です。

We have to help women.
A lot of women are helped.
So we have to look at the positives also for Planned Parenthood.
You know, even a guy like you — you may be convinced it does some positive things.
I would look at it very strongly.
We have to help women.
As far as the abortion stuff, absolutely…

(トランプ)社会は女性を支援する必要があります。
多くの女性が支えを必要としています。
プランドペアレントフッドについても、良い面を考えなければいけません。
あなたのような人でも、プランドペアレントフッドには良い面があると確信しているかもしれません。
私はそのように考えています。
女性は支援しなければいけません。
中絶に関しては間違いなく・・・。

HANNITY: But if they are doing abortions, then they can allocate their other resources to other things.
The government — why should the taxpayers pay for an organization that…

TRUMP: Maybe unless they stop with the abortions, we don’t do the funding for the stuff that we want.
There are many ways you can do that, Sean, because I’m totally against the abortion aspect of Planned Parenthood.

(ハニティ)しかし、中絶が行われたとして、女性たちは自らの時間やお金を別の物に使う事ができるようになります。
なぜ政府や納税者が、女性たちを助けるような組織にお金を払わなければいけないのでしょうか。
(トランプ)中絶が禁止でもされない限り、中絶支援団体への資金提供が止まることは無いでしょう。
方法はいくらでもあります、ショーン。私はプランドペアレントフッドの一つとしての中絶には真っ向から反対しているのです。

But I’ve had many women — I’ve had many Republican conservative women come up and say Planned Parenthood serves a good function, other than that one aspect.
(END VIDEOTAPE)

(トランプ)それでも私には多くの女性支持者がいます。
多くの女性共和党員が、プランドペアレントフッドには良い側面があると私に言っています。

13.経済政策について

HANNITY: And coming up, find out what Donald Trump says he has in common with Ronald Reagan.
Plus, Trump gets specific about how he would turn around the economy and answers his conservative critics.
That and more as “Hannity” continues.
(COMMERCIAL BREAK)
HANNITY: Welcome back to “Hannity.”
And here is more of my interview with the one and only Donald Trump from earlier today.

(ハニティ)この次は、ドナルド・トランプ氏の「自分はロナルド・レーガン大統領と共通点がある」という話です。
また、トランプ氏の経済対策や、保守党からの批判への回答についても話を聴きます。
「ハニティ」を引き続きお楽しみください。
(コマーシャル明け)
(ハニティ)「ハニティ」を引き続きお送りします。
トランプ氏へのインタビューの続きをどうぞ。

(BEGIN VIDEOTAPE)

HANNITY: Let me go back to solutions and details.

TRUMP: OK.

(ハニティ)解決策や詳細な政策についてお話を伺ってもよろしいでしょうか。
(ハニティ)どうぞ。

HANNITY: Your critics say you haven’t given any. You’re giving them today.

TRUMP: Well, I’m giving a lot, I think.

HANNITY: Ninety-three million Americans now out of the labor force.

TRUMP: Right.

(ハニティ)あなたへ批判的な人々は、あなたは具体的な政策について何も語らない、と言っています。
彼らに語っていただけますか。
(トランプ)いいでしょう。私は多くのことを語ってきたつもりですが。
(ハニティ)9300万人ものアメリカ人が失業状態です。
(トランプ)その通りです。

HANNITY: Fifty-seven million of those are women.
Forty-six million Americans are on food stamps.
Fifty million Americans are in poverty — staggering numbers!

TRUMP: It’s amazing.

HANNITY: When you — when you think …

TRUMP: And then you hear there’s a 5.4 percent unemployment.

(ハニティ)このうち5700万人は女性です。
4600万人のアメリカ人が生活保護(フードスタンプ)を受けています。
5000万人もの国民が、貧困状態にあります。驚くべき数字です。
(トランプ)驚きですね。
(ハニティ)あなたは・・・。
(トランプ)政府の統計では失業率は5.4%ですけれどね。

HANNITY: OK…

TRUMP: It’s not 5.4.

HANNITY: … that’s a lie.

TRUMP: It’s really — if you add it up, it’s probably 40 percent, if you really think about it.

HANNITY: It’s high, and it’s only Washington math that gives you that number.

TRUMP: Yes, it’s phony math.

(ハニティ)ええ・・・。
(トランプ)統計はまったくのデタラメです。
(ハニティ)嘘ですか。
(トランプ)実際、計算をしたらおそらく40%にはなるでしょう。
(ハニティ)それは非常に高い数値ですね。失業率は政府の統計でしか分かりませんが。
(トランプ)そうです。統計はでっち上げです。

HANNITY: Here’s my question.
So when you think about your economic plan and you think of those statistics,
what are the top three things that come to your mind,
specifically, that you can do to help the 93 million,
the 57 million Americans, the 50 million in poverty?

TRUMP: Sure. I love the question because this is my strength.

(ハニティ)質問があります。
あなたの経済政策と、統計に対するあなたの考えから、
最優先の事項3つを挙げるとしたらどんなことでしょうか?
特に、9300万人の失業者と、
5700万人の女性失業者、5000万人の貧困層を、
助ける事は可能ですか?
(トランプ)もちろん可能です。良い質問ですね。私の得意な分野です。

HANNITY: Right.

TRUMP: You know, a competitor of yours did a big poll.
I won’t say it was CNN, OK, because I…

HANNITY: You can say whatever you want.

TRUMP: But they did a big poll, OK? And the poll came out…

(ハニティ)はい。
(トランプ)あなたの会社の競合会社は大規模な調査をおこないましたね。
CNNという名前は出さない方がいいでしょうが・・・。
(ハニティ)お好きに発言してください。
(トランプ)その調査では・・・。

HANNITY: By the way, trying to put a — to monitor what you’re going to say — it’s a futile attempt.
Go right ahead.

TRUMP: OK. I refuse to say it was CNN.

(LAUGHTER)

TRUMP: But they did this poll, and it was a very — you know, very comprehensive poll.
And they had me number one in leadership by far.

(ハニティ)ところで、あなたの言おうとしていることをコントロールしようとしましたが、無駄な試みでした。
どうぞ、続けてください。
(トランプ)いいですよ。CNNという名前を出すのはやめましょう。
(ハニティ笑)
(トランプ)その大規模で全体的な調査では、今のところリーダーシップの面で私が1位に選ばれました

And the other thing I was really number one on was anything having to do with the economy, OK, jobs, et cetera, et cetera.
I was so high up, I mean, the other people, there was, like, no number two, practically.

We have to bring our jobs back from China.
From — from — as an example, we have to bring manufacturing back.

(トランプ)他にも経済に関する面では、私が1位でした。
雇用、その他もろもろ。
私だけ評価がダントツに高くて、実質的に他の候補は二番手にすらなっていませんでした。
私たちは、中国から雇用を取り返さなくてはいけません。
製造業を取り戻さなければなりません。

You look at Japan with the boats that come in, pouring in with cars.
You know what we send Japan?
We send them beef.
We send them wheat.
We send them corn.

(トランプ)日本が船でやってきて、車を山ほどアメリカに持ってきました。
代わりにアメリカが日本に何を売りましたか?
牛肉、小麦粉、とうもろこし。

HANNITY: What about American cars?

TRUMP: OK? I want American cars.
I want — I don’t mind — if Japanese companies build here, that’s fine.
But you know what?

(ハニティ)アメリカ産の車はどうですか?
(トランプ)いいですか?私はアメリカ産の車が好きですよ。
もし日本の車メーカーがアメリカで製造を行うのであれば構いませんよ。

I don’t want to see boats pulling in to Los Angeles because I saw boats the other day that were the biggest boats I’ve ever seen, loaded up.
You wouldn’t even believe the thing could float, so many cars.
And then you see these cars just boom, boom.
They’re not made here.
How is that helping us?

(トランプ)ロサンゼルスに車満載の船が到着するのを見るのは気分が良い物ではありません。
先日、私は今までに見たことも無いような巨大な船が、車を一杯に積んで港に着くのを見ました。
あれだけの数の車を積んで、海に浮かんでいられるなんて信じられないくらいです。
この大量の車は、アメリカ経済を破壊しています。
アメリカで組み立てられているわけではないからです。
外国産の車を買って、私たちに何か得があるのでしょうか。

I don’t want cars made in Mexico.
I love Mexico.
I love the Mexican people.
I have so many Mexicans working for me now, and by the way, buying apartments and doing everything else.
I have a great relationship with Mexico.
People are just starting to find out.
And by the way, in Nevada, as you heard, they just did a poll, I was number one in the poll with Hispanics.
I was number one with Hispanics.

(トランプ)メキシコ産の車を欲しいとは思いません。
メキシコや、メキシコの人々は大好きですよ。
たくさんのメキシコ人が私の会社で働いています。アパートの購入や、その他全ての仕事を任せています。
メキシコと私はとても良好な関係にあります。
国民は徐々に気付いているでしょう。
ネバダ州での調査でも、私はヒスパニック系アメリカ人から最も高い支持を受けています。

Anyway, but that doesn’t help us from the standpoint that their leaders are so much sharper, and I use the word cunning.
They’re more cunning than our leaders.

(トランプ)良好な関係があったとしても、メキシコのアメリカへの嫌がらせは止まりません。
メキシコ政府はアメリカ政府よりはるかに賢いのです。
ずるがしこい、と言った方がいいでしょう。
アメリカの指導者たちよりも、メキシコのリーダーたちは抜け目がないのです。

HANNITY: What is the tariff on an American car?

TRUMP: Well, we’ve — they make cars in Mexico.
They just send them across the border.
How does it help us?
I went to the Wharton School of Finance.
Tell me, how does it help us?
It doesn’t help us at all.

(ハニティ)アメリカ産の車に対する関税はアメリカの得になっていますか?
(トランプ)そうですね。アメリカの車メーカーはメキシコで車を作っています。
国境を越えて車を送っているだけです。
こんなことをして何かアメリカに得があるでしょうか?
私はウォートン・スクールで金融を学んだので、分かります。
アメリカの会社がメキシコで車を作って、何か得がありますか?
何の得もありません。

HANNITY: Were you really number one in your class?

TRUMP: I was a good student.
I was a very good student.
People are shocked by that, but I was actually…

(ハニティ)大学では本当に一番成績が良かったのですか?
(トランプ)私は優秀な生徒でしたよ。
非常に優秀でした。
皆さん驚くかもしれませんが、私は本当に・・・。

14.トランプ氏とロナルド・レーガン氏の共通点

HANNITY: I’m not shocked.

Let me go back to other — let me ask you one question before we get back to specifics.
Some conservatives are suspect about your conservatism.
They say, All right, well, you once supported — you gave money to Clinton.

(ハニティ)私は驚きませんよ。
話を戻しましょう。詳しい話に入る前に、一つ質問させてください。
保守党の中には、あなたが「保守的ではない」と批判する人もいるようです。
彼らの主張は、あなたはクリントン(民主党)を支援しただろう、ということです。

You went to Clinton’s wedding.
Or he — she came to your wedding.
You once supported a single payer.
You wanted a one-time tax on the wealthy.

To those that doubt your conservatism, explain the transition.
How did you grow into a conservative?

(ハニティ)あなたはクリントン氏の結婚式に出席しました。
クリントン氏も、ヒラリー氏も、あなたの結婚式に参加しています。
あなたは過去にシングルペイヤー方式(※)を支持していました。
資産課税についても支持を表明していました。
あなたが保守党にふさわしいのか疑う人たちに向けて、あなたの姿勢の変化について説明していただけますか。
一体どのようにして、「保守的」になったんですか?

※シングルペイヤー方式:州や国が唯一の保険業者となり、事務手続きの効率化や規模の経済のメリットをいかして、保険料を低コストに抑える方式。2006年にマサチューセッツ州で導入され成果をあげたため、オバマ大統領が保険制度改革のモデルとした。
参考:米国の医療保険制度について|大和総研

TRUMP: OK. I mean, it’s sort of easy to explain.
Now, one of the things I always start with — Ronald Reagan was a Democrat, and he was sort of liberal.
And I knew him. I didn’t know him then quite, but I knew him.
And I knew him well.
He liked me, I liked him.
He was, like, this great guy.
And he was a Democrat with a liberal bent, and he became a great conservative, in my opinion.

(トランプ)いいでしょう。説明するのは簡単です。
私はいつもこの話から始めますが、ロナルド・レーガンは民主党員でした。また、彼はどちらかと言えばリベラル派でした。
私はその時はよく彼のことを知りませんでしたが、今ではよく知っています。
彼も私に友好的ですし、私も彼と仲良くしています。
彼は、言うなれば、偉大な人物です。
彼はリベラル派の民主党員でしたが、最高の保守党員になりました。これは私の主観ですが。

HANNITY: Sure, one of the greatest presidents.

TRUMP: By the way some — and a great president.
And a great leader, a great — he had something very special.
But if you think of it, he was a little bit less conservative, actually, than people think.

(ハニティ)そうですね。歴史上最も偉大な大統領の一人ですね。
(トランプ)偉大な大統領です。
優れたリーダーでもあります。彼には何か特別な才能があるようです。
忘れてはいけないのは、彼は人々が思うよりほんの少し、保守的色合いが弱かったということです。

HANNITY: When he was a governor, sure.

TRUMP: He had a great heart.
And I have a great heart.
That’s why I’m talking about, you know, when we mentioned Planned Parenthood, there are some positives, et cetera, et cetera.
We’ve got to take care of our women.
We’ve got to take care of our people.

(ハニティ)彼が知事だったときはそうですね。
(トランプ)彼は素晴らしい性格の持ち主です。
私も彼と同じくらい良い性格だと自分では思っています。
だから、私たちはプランドペアレントフッドの良い点についても考える必要があります。
私たちは女性を支援すべきです。
私たちは国民を守るべきです。

15.政府の借金返済について

But if you look at some of the things I said at the time, that was many, many years ago,
I wouldn’t have minded taking a piece of my wealth and paying off the national debt.

OK, I’ll be honest with you.
Now we can’t do it.
It’s so humongous.
It’s — at that time, we could have paid off the entire national debt and we could have started the game all even.

(トランプ)私の昔の発言は、もはや何年も前の話です。
私は国の借金を少し肩代わりしても構わないと思っていました。
正直に言いましょう。
もはや、私たちに借金を返すことはできないのです。
それはあまりにも大きすぎる額です。
私が「肩代わりする」と言っていた頃であれば、借金を払い終えてやり直すことはできたでしょう。

HANNITY: With a balanced budget amendment to support it.

TRUMP: Absolutely. And that’s what I said.
And I wouldn’t have minded doing that, Sean.

But — and I took some heat.
People said, Oh, what a terrible thing.
That’s not a very conservative thing to do.
I think it’s a very conservative thing. I want…

(ハニティ)財政均衡化法案のことですね。
(トランプ)そうです。まさにその通りです。
ショーン、私は財政均衡化については賛成していました。
そして、私は多くの非難を浴びました。
人々は、「トランプはとんでもないことをやろうとしている。
保守党の人間のやるようなことではない」と。
私は財政均衡はとても保守的な政策だと思いますが・・・。

HANNITY: Would you still support it?

TRUMP: I would take — the problem is we owe so much now, I mean…

HANNITY: It’s impossible.

TRUMP: It’s more money than all the wealth…

(ハニティ)今でも、財政均衡を支持していますか?
(トランプ)問題は、私たちはとてつもない量の借金をしているということです。
(ハニティ)返済するのはほとんど不可能です。
(トランプ)全ての国民の資産の合計より多いのですから・・・。

HANNITY: Wouldn’t it hurt the economy because they spend less on business?

TRUMP: You know, I think we’ve got to get rid of the — we have a problem.

(ハニティ)政府支出が減る事で経済に悪影響はありませんか?
(トランプ)問題は解決しなければいけません。

HANNITY: Yes, I want to get to that in a minute.

TRUMP: We have a problem, and the problem is the $19 trillion because I was saying $18 trillion, but now it’s really $19 trillion.

(ハニティ)そうですね。残りの一分でその話をしたいと思います。
(トランプ)アメリカは問題を抱えています。
その問題の額は、19兆ドルにものぼります。私は18兆ドルと言い続けていましたが、今では19兆ドルに増えています。

HANNITY: It’s going to be $20 trillion.

TRUMP: And very soon, the next time you interview me, it’s going to be $21 trillion, $22 trillion, $24 trillion.
It’s out of control.
And nobody’s doing anything about it.

(ハニティ)そして20兆ドルになると。
(トランプ)すぐにでも。次にこの番組に出る頃には、21兆、22兆、24兆ドルになっているでしょう。
もはや制御不能です。
誰もこの問題に手を付けようとしていません。

And honestly, with trade, with smart deals — Carl Icahn is a friend of mine.
He’s a great businessman.
I spoke to Carl.
Carl would love — I mean, you could call him.
You should have him on your show sometime, a very, very smart guy, a brilliant guy.

(トランプ)正直に言って、これは取引です。頭の良い取引です。
カール・アイカーン(ヘッジファンド会社会長)は私の友人です。
彼は優れた事業家です。
私はカールと話しました。
あなたはこの番組に彼を呼ぶべきですよ。
恐ろしく頭の切れる男です。

He wants to help.
He said, Donald, if you’re involved, I want to help you.
I said, Carl, you take China and Japan.
” Guess what? If I put him in charge —

(トランプ)彼は私に手を貸してくれると言いました。
「ドナルド、もし君が政治の世界に出るなら、私が手伝うよ」と。
私は、「カール、君は中国と日本を頼む」と言いました。
分かりますか?私が彼を責任ある立場に抜擢すれば・・・。

HANNITY: Did he say yes?

TRUMP: He said yes.
He’ll do whatever I want.
He’s a patriot.
He loves the country.
And he’s — you know what, he’s made a lot of money, he’s done a great job.

(ハニティ)彼はイエスと言ったのですか?
(トランプ)言いました。
私の望むことは何でもしてくれるでしょう。
彼は愛国者です。
アメリカを愛しています。
ご存じのとおり、彼はものすごい量のお金を稼いでいます。仕事のできる男です。

He would love to do this. Me, too.
I love what I’m doing outside of this.
And actually, I’m enjoying this more than I thought, to be honest.
It helps with all these polls coming in.

(トランプ)彼はよろこんでアメリカのために働いてくれるでしょう。もちろん私もそのつもりです。
私はこの仕事を心から楽しんでいます。
実際、私は思っていた以上に楽しんでいますよ。
調査結果が出るたびに私は有利になります。

HANNITY: You’d like it —

TRUMP: I don’t know if I’d like it if I was down to two percent.
But — but Carl Icahn is a great businessman.
He would love to be able to help.

(ハニティ)楽しんでいると。
(トランプ)もし私の支持率が2%へと低下しても楽しめるかどうかは分かりません。
しかし、カールは優れた事業家です。
喜んで私に手を貸してくれるでしょう。

感想

インタビューは翌日の放送に続きます。

この日のインタビューの内容だけを見ても、トランプ氏は論理的で柔軟な候補者と分かります。

CNNによる9/10の支持率調査でも、実際に「32%」の支持率を得て首位に立っています。

日本語で手に入るニュースでは、トランプ氏の発言の揚げ足取りや、率直な発言を好む氏のキャラクターを皮肉るような記事が多いですが、実際にインタビューを見て書いている記事は少ないのではないでしょうか。

「大統領ドナルド・トランプ氏」は、すでに充分現実味のある話です。