東京大空襲から70年 | エコノミストの記事が秀逸

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(出展:Wikipedia

明日3/10は、約10万人の民間人犠牲者が出た東京大空襲があった日です。
※空襲自体は100回近く行われていますが、最も犠牲者が多かった3/10を「東京大空襲」として扱います。

エコノミスト紙の記事が、

  1. 中立な立場
  2. 過去と未来の両方を見据えている
  3. コンパクトに要点を押さえている

という点で印象的だったので、紹介します。
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Debating Piketty's theories on 'Capital' and inequality / 「資本」と格差のピケティ理論に関する議論

1)トマ・ピケティ氏「21世紀の資本論」の核心部分

(Anchor) Next, the second of a two part look at a bestseller that’s provoking discussion and debate about inequality and growth in America.
The book is called capital in the 21st century by the French economist Thomas Piketty.
Last night economic correspondent Paul Farman laid out a key part of his thesis well and the income derived from it magnifies the problems have been inequality over time.
Paul talked to Piketty who explained the heart of his argument.

(司会)続きまして、アメリカの格差と成長に関する議論を巻き起こしているベストセラーを特集します。
昨夜に続き、今回はその後半です。
本の名前は「21世紀の資本論」。
著者は、フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏です。
昨夜は、経済特派員のポール・ファーマンがその理論の核心部分について触れました。
不平等の問題は、過去何度も人々の話題にのぼってきました。
取材の中で、ピケティ氏は核心部分について説明しています。
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"Grexit" & "Snap Election" / 「ギリシャのユーロ圏離脱」と「総選挙」

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(出展:Wikipedia

2015年1月25日、ギリシャで総選挙が行われます。
緊縮財政反対の野党が勝利する可能性が高く、その際にはギリシャのユーロ離脱も有り得ます。

ギリシャは、GDPの規模で言えばユーロ圏全体の約2%に過ぎないのに、なぜいつもこれほど大きな話題になるのでしょうか?
※ユーロ圏全体のGDPは13兆USドル(以下「ドル」)、ギリシャは2400億ドル。

その理由を探るため、ギリシャのEU加盟から現在までの流れを各誌記事を参考に追ってみました。
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